楕円チェーンリングを使うとすれば?
チェーンリングを楕円としたり、或いは、二次クランクを設け、2倍に増速した上で偏心ギアをまわしたりする方法で、最も大きな駆動力が必要な時の実質ギア比を下げる事によってペダリング時におけるピーク負荷をカットするという考え方は、基本的にはクランクをゆっくり回す時に有効という話であり、負荷に対して入力に余裕がある高回転のペダリングでは有用性が判りづらい話でもある。
そう考えれば、このような楕円チェーンリングとか、二次偏心クランクというのは、高負荷低回転時のみに活用できれば良いということ。
となると、通常使用時、高負荷低回転時で切り換えるべき。その時点で、切り換えが困難な二次偏心クランクというのは没になる。
やはり、楕円チェーンリングというのが理想ということになる。楕円チェーンリングで高負荷時のみ使用となると、フロントダブルの構成にして、アウターを真円、インナーを楕円にするのが有効かもしれない。インナーというと、基本は峠用みたいなものであり、平地よりはケイデンスは下がり気味。さらに、インナーでの使用に留めれば、変速性能の低下も最低限に留める事が出来そう。
逆に、街乗り限定で、低回転使用が前提と考えれば、リカンベントタイプ、クランクフォワードバイクでの使用に限定すれば良いかも知れない。
一台、そういう仕様の自転車を作ってみたい。
現実的には、クランクフォワードデザインのフレームで、セミリカンベント風にしてオーバルクランク+内装変速という仕様が一番良さそう。
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