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2016年2月 9日 (火)

マツダ・ボンゴ、どうなる?

2012年の報道では、マツダは商用車からの撤退を検討しているというニュースがあった。
経緯としては、新衝突安全基準への対応が義務付けられる2010年代後半には次期モデルの開発を行わず撤退するという話。因みに、マツダの商用車といえば、昔はタイタン、ボンゴ、ファミリアバン、ポーターとあったけど、今はタイタンはエルフのOEM、ファミリアバンはADバンのOEM、ポーターはスクラムという名になってキャリーのOEMだ。既に撤退しているようなモノだけど、新衝突安全基準対応見送りということで、最後のボンゴが撤退ということなのだろうか?

そう思っていたけど、2016年、撤退報道から4年経過して商品改良のニュース。これによると、全車に4輪ABSを装備、ATを4段から5段に多段化。これで平成27年度燃費基準を達成、平成17年排出ガス基準75%低減レベルをクリア、全車がエコカー減税の対象となるという。更に、最大積載量も大幅アップ(750~950kgを1000~1150kg)してある。
なお、特徴的なダブルタイヤは廃止されて全車シングルタイヤ仕様、装備では全車にキーレスエントリーを標準化、バンのリアシートにオートロック機構を備える『コンパクトフォールディングシート』を採用し有効荷室床面町が325mm伸びて2160mmに変わっている。

外見的にも細かく変更されているようだけど、驚いたのは、ここに来て商品改良を行うという事。で、注意深く商品改良内容を見ると、前後異径タイヤを廃止することで、四輪ABSが適応出来た訳だが、この四輪ABSも安全基準合格に必要な要件であり、それを満たしたという事は、暫く継続すると言う事かも知れない。

でも、ここまで商品改良するなら、是非ディーゼルを復活して欲しい。最終期のディーゼルはRF型で、最終カペラの直噴ディーゼルをルーツにした2L版。今、2Lを復活さえるのはラインナップ上厳しい。となるとデミオの1.5Lディーゼルも良いけど、アテンザの2.2Lディーゼルをスペックダウンさせて装備を簡略化して耐久性重視した仕様で登場させてくれると喜ばれると思うのだが、、、、因みに、道路運送車両法で新しい基準に更新されるのは、平成30年6月15以降の新型車から適用とのこと。2018年以降に登場する車には新安全基準対応が求められる。

形のこのままでよいので、そのタイミングで良いので、ボディ前半のアップデートで安全基準への対応とディーゼルを復活させての登場を願いたい。これで、ワゴンも復活させれば、案外フィーバーするかもしれない。

マツダのミニバンは基本撤退方針である。MPV、プレマシー、ビアンテがそうだ。
それなら、ボンゴをアップデートして、商用4ナンバー+5ナンバーワゴン構成で、ヘビーデューティな後輪駆動バン+パートタイム4WDというラインナップで、ハイエースの下のポジション狙いで残せばよいのに、、、下手なロータリーより、頑丈なバンベースのワゴンをディーゼル搭載復活させてくれる方が遥かに魅力的だ。大昔のデリカスターワゴンのノリ、大昔のボンゴWAUXの再登場してくれればうれしい。

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