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2016年2月12日 (金)

リラクゼーション産業で危害

NHKの番組で知った事。
現代人は肩こり、腰痛で悩んでいる、、、、こういう特集は、雑誌、テレビ、インターネット等のメディアで取り上げられており、それに対応する運動、用品、施術が様々に紹介されている。
今、その現代人の悩みである肩こり、腰痛を慰労するリラクゼーション産業での危害が問題となっているという。
リラクゼーション産業といえば、色々なモノがある。特に問題となっているのは、資格不要の分野であるカイロプラクティック、整体だという。この手の施術所は、施術の効果、効能を謳って良いところ、ダメなところがあるそうだが、資格が必要な施術では、効能を述べてはダメなそうだ。不思議な事に、資格不要なところなら効能を述べても良いとの話。まぁ、資格不要ということで、或る意味、野放し的な部分もあるのだろう。

番組では、整骨院や接骨院、リラクゼーションなどで骨折したり持病が悪化したりするケースが増えている現状が紹介されていた。番組では、そのような治療院を訪れた人が、酷い内出血となり治癒に1ヶ月を要した話、施術の結果、脊椎に損傷を受けた話、骨折させられてしまった話が紹介されていた。

そのような結末に到った理由は、人体の知識が未熟であるにも拘わらず、施術を行った結果、逆にダメージを与えてしまったという結末である。このような施術院を営む人の中に、資格を有しない人、知識が未熟な人が多分に含まれているのが原因だと論評されていた。そして、その業界では、そのような健康被害を起こさせないために、施術者の知識を深め、適切な施術法を指導するような取り組みが行われているという話だったのだが、、、、

そもそもの問題は、患者となる人が、施術院に安直に訪れるというのが一番の問題のようにも見える。腰痛、肩こりというのは、全ての人に一様に訪れる症状ではないのである。そして、腰痛、肩こりという異常は、当然、原因が在る筈でもある。その原因を取り除くのが本来の治療であり、その原因の特定は、実は本人にしか出来ないのである。基本的に、施術院による治療というのは、異常な部位に対する対処療法であり、原因を取り除かない限り、症状が再発するものである。原因というのは、不調を感じる人が、何時から感じるようになったか?その時期の特定と、その時期に不調を来す日常行動を探り当てる事が大事であり、その不調を探り当てて、不調行動を解消することこそが、ホントの治療になるのである。そのように考えれば、不調を解消するには、安易な施術に頼らず、その不調が気になるようになった頃迄、記憶を遡り因果関係のありそうな習慣を一つずつ潰すのが大事なのである。そういう意識で日常を顧みる事が、恐らく、一番大事なのではないだろうか?

不調、不具合というのは病の前段症状であり、当然、原因がある。因果を極める考え方が大事なのである。不調、不具合を通り越して疾病化してしまうと対処療法といえる医療が必要だろうけど、その前段であれば、己の考え方次第で不調を解消することは可能である。因果関係を見極めて、極力自身で解決するという考え方が、今のような時代、つまり、無資格者、未熟者が氾濫する世の中で被害を回避する上で最も有効ではないだろうか?

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