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2016年3月 8日 (火)

VWも普通

車の評論家の皆さん絶賛のVW、絶賛の度合はゴルフ1の時代からで、ゴルフⅢの時代では、小型車の定番的評価だった。

凄く耐久性に優れ高性能、、、、という話は雑誌から聞く事は多かったけど、身の回りのVWユーザーの話だと、新車から二回目の車検に満たない時期に、突然止まるとか、ウインドーのガラスが落下して戻ってこないとか、そういう話を頻繁に聞く。一度や二度ではない。周囲の国産車ユーザーから、新車から5年未満でそんな話を聞いた事は全く無い。

超古いビートル等なら趣味の対象だから何とも思わないけど、現行モデルの段階で日常の足として使う上で不都合なトラブルは考え物だと思う。

評論家先生の話だと、高速道路で乗り易い、ワインディングでロードホールディングが、、、とか、シートのサポートが、、、とか、色んな話を聞くけれど、、、通常の自動車は街中でのコミューターであり下駄、、、つまり、動かしたい時に止まるのが一番アウト、、、、、評価軸が違うような気がする。

下駄、道具として考えたら、信頼性が滅茶苦茶優れている、、、、って事はないようだろう。時代なり、国なりのモノ。そして国民性の反映度という点で適性の高さを言えば、普通の日本人にとっては、国産車>>VWなのは間違いない。まぁ、評論家のような普通でない日本人の中にはVW>>国産車な人も居るかも知れないが、それは多数派では無いような気がする。

そういう自分もVWに根拠の無い幻想を抱いて居たのは事実。VWというよりドイツに対してだ。でも、ドイツだろうが日本だろうが、人間なんて様々である。この度のディーゼルのディフィートデバイスの件、考えてみれば普通の話。ドイツのVWなら、そんな事は有り得ないと思っていた事自体が間違い。

今回のVWの事件、VWの問題ではなく、ドイツ人=凄い!と思っていたアジア圏の人の幻想を砕き、目を覚めさせた事が最大のインパクト。ドイツ車だからOKで、イタ車、フランス車ならNGというよりも、どの車も産地の価値観で作られたモノで、必ずしも利用者にとってベストとは限らないという話。そして、人間の作ったモノ故に、都合の悪い事は隠されているかも知れないし、そして、壊れるのも不思議でないのだ。

一番は、VWは凄い!大丈夫!というイメージを植え付けた評論家が拙かったような気がする。VWも所謂一つのメーカーに過ぎないのだ。

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