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2016年3月 4日 (金)

スカイアクティブDはNOX少ない?

環境省、国道交通省の発表で、マツダ以外の国産ディーゼルは低音状態ではNOX処理デバイスが起動しないために、NOXが大量に出て規制値の十倍以上を排出するという話だったのだが、今一度考えてみる。

そもそも、マツダのディーゼルはどんなものか?というと、高圧縮故には発生するNOXを発生させないために低圧縮比のエンジンとしたと言う事。そこで、高過給でパワーを出すという話だ。

でも、冷静に考えると、過給圧を上げるということは、高過給状態では実質圧縮比が高いという意味になる。その状態では、NOXが大量に出ても不思議でないのだ。
ただ、その状態でNOXを垂れ流してまでパワーを求める事が出来ないというジレンマから、恐らく、同クラスのディーゼルに較べてパワーが控え目なのだろう。

恐らくだが、大人数乗車での登坂等で過給圧が高まった状態では、NOXの発生は不可避だろう。仮に、競争力を得るためにパワーを高める必要性に迫られれば、恐らくだが、後処理デバイスを装着して対応せざるを得ないであろう。

高過給状態でもNOXを後処理デバイス無しで封じ込める方法を開発するというのが、開発現場での取り組みかもしれない。

現状、アメリカでの投入を見合わせているのは、実質走行平均速度が高く、高負荷運転が続く条件では、NOX低減の実現度が現状の技術では厳しいということでは無いだろうか?

高負荷下の高過給運転でのNOX抑制がアメリカ進出の鍵かもしれない。

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