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2016年3月22日 (火)

今時のミドルパラツイン

現在選べるミドルクラスのパラツイン、大きく分けて三系統が選べる。一番人気がヤマハのMT-07系、他の二台はカワサキのW800、ホンダのNC750系だ。
雑紙の特集等では、MT-07とNC750が比較の対象となっているけど、実際に乗ってみるとMT-07とNC750はエンジンのキャラクターが大きく異なる。NC750はもっと大人しく、吹き上がりもマイルド、低速でギクシャクする気配を微塵も見せない。ツインらしいエンジンの粘りというとNC750の方が圧勝である。MT-07は吹け上がりも早くパンチ力もあるけど、粘りという面では少々劣る。排気量差というよりも、最大の違いはNC750はロングストロークエンジンである。その分、上の回転域で弾けるような回り方はしないけど、アイドリング~4000rpm程度迄なら鼓動は伴うものの非常に滑らかで太いトルクが大きな変動を見せずに取り出す事が出来る。加速の素早さというよりも、運行状態の保持が楽で、負荷変動に左右されにくいという質のモノ。
そして、NC750に乗っていて思いだした感覚、、、、そう、これはW800のエンジンの回り方に非常に近いのだ。そういえばW800もそうだ。今の時代では珍しいロングストロークエンジンなのだ。W800も滑らかにトルクを発生するタイプである。
高回転迄回すのではなく、低回転でありながらギア比で速度を乗せていくタイプ。非常に乗り易いのである。或る意味、四輪車のようなエンジン特性である。或る意味、大人の選ぶバイク、数多くの二輪車を経験した上で、このようなモデルを選ぶのは経験のなせる判断とも言える。

ショートストロークエンジンでは、ビッグボアによるパンチのある回転上昇を楽しむバイクに最適、ロングストロークエンジンは回転上昇よりも滑らかな回転の維持を楽しむバイクに最適。街乗り、ツーリングならロングストロークエンジンの方がスペックでは劣っていても心地よいだろう。

 一方で、ショートストロークエンジンでは、やはり、その吹け上がりが最大の身上。ショートストロークエンジンで吹け上がり、直結感を楽しむなら、、、個人的には、パラツインは選ばない。どちらかというと、Vツインの方が好みだ。
 因みに、ミドルクラスのツインエンジンで超ショートストロークで俊敏な吹き上がりとパンチ力というと、CX650系、SV650系である。MT-07のボアストローク比は0.86、CXでは0.76、SVで0.77だ。因みに、NCは1.04、W800は1.08だ。超ショートストロークというとリッターツインで0.68辺り。勿論、これだけで決まる訳ではないが、こういう比率を選ぶ事で与えられたキャラクターというのは、モデル毎に血筋として色濃く残るのも事実。

 ツインに何を求めるか?で選ぶ選択肢は変わる。NCとMTが比較の対象としてあげられているようだけど、乗り味ならNCはWと近い。NCとWならデザインで大きく異なるので購入を検討するユーザーは比較対象に挙げないだろう。NCとMTはデザインが近代的故に比較されがちかもしれないが、NCはロングストローク+低重心、MTは逆である。近代的なモデルだけど、良く見れば正反対のキャラなのだ。この組み合わせも本来なら比較対象にはならない気がする。

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