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2016年3月 2日 (水)

ペダリング進角

ペダリングでは、常に一定の力でクランクを回転させている訳ではない。
基本的には動力を最も効率よく伝えるポイントは、クランクが水平の位置で、その時が踏み込む力が最大でクランクを回すのに使われている。
ここだけを考えると、ペダルはクランクが水平の位置で瞬間的に踏み込むという事で良いのだが、現実はそうはならない。
特に、ペダリングケイデンスが高くなる程に、その瞬間に最大の力が伝わるようにするためには、その瞬間に踏むという意識では完全に遅れてしまう。

毎分90rpmというと、クランク1回転は1秒も掛からないのだ。その僅かなタイミングで踏む意識でトライしても、実際に動力が最大となって伝わるポイントはずれてしまう。
実際、クランク回転数、ケイデンスを一定に保った状態でペダリングを行っている状態で、力を伝えるタイミングを意識しながら踏んでみると、良く判る。
理想的なクランク水平位置で最大の動力を伝えるためには、意識としては少し早いタイミングで踏み始めるのが理想。高ケイデンスになる程、少し早い位置で踏み始める意識が大事だ。

ペダリングケイデンスが90~100rpm近辺では、水平位置が9時の位置とすれば、10時の位置から踏む意識を持つのが効果的、120rpm近辺では更に早めて11時位置から踏み込むのが効果的だ。
動力はデジタル的に伝わる訳ではない。アナログ波形で伝達される。波形のピーク時が9時の位置になるように踏み込むための、踏み込みのタイミングを何処で意識するか?が実践的な考え方だ。

回転重視のペダリングでは、ペダリングにおいて踏み込むタイミング、進角を意識して漕ぐと効果的。意識するだけで、自身の進角が適切かどうか?が明らかになるので、お奨め。

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