20インチ406と451
DAHONのカスタムでは2005年頃からホイールサイズを451化するというのが流行り始め、それが定番化してきた。今では、純正状態から451サイズのモデル迄リリースされている。
それまでの406と451の棲み分けといえば、406のモデルはコンパクト+街乗り志向、折り畳み自転車に多いというもの。一方で451は昔ながらのミニベロロード的で、スポーティな小径ロードバイクというもの。
それ故に、走行性能は451の方が優れるという判断で、DAHONの高性能化ということで451サイズのホイールを適応するというのが流行りだったように思う。
我が家でも2002年式のDAHONスピード系フレームに451サイズのホイールを装着したりしてきたけど、メインで利用している2005年式DAHONスピードでは406サイズのホイールを利用している。
確かに、乗り心地、安定性的には451の方が優れるかもしれないが、基本的には硬質な乗り心地であり、フルサイズの700C等とは全く異なるモノである。451サイズのタイヤでは、基本は1-1/8サイズの細身のタイヤであり、小径故に絶対的なエアボリュームが少ない上に高圧を維持するというのが大前提であり、使う上でのエア管理は結構重量である。それを疎かにすると、出先でのパンクといった事態にも遭遇しかねないのだ。適正圧力が低い程エア漏れは少なくなり、エアボリュームが大きい程、エア管理にシビアさが不要となる。
実際、小径車を活躍させるフィールドと考えれば、適正空気圧で400~600psi程度で、1.35幅程度の406サイズのタイヤホイールの方が楽に運用出来る。451サイズの小径車を選ぶならば、DAHONベースを否定する訳では無いが、フライデーとかリーチのような元からの451スポーツの方が良いように思う。スポーツサイクルで451サイズの足周りで運用させるなら、やはり、そこそこの距離を楽に走れるように乗り心地を改善させるための工夫が必要なように思う。そういう点では、リーチの小さなショックユニットが装備されたモデルは、451ホイールのネガを解消しているように見える。
一方で、普段使い、街乗りという小径車向けの使い方ならば、やはり406サイズで太めのタイヤの方が適しているとも言える。
| 固定リンク
コメント