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2016年4月16日 (土)

シートポスト

ママチャリのシートは、ポストにヤグラを介して固定するパターン。スポーツサイクルの場合は、ヤグラとポストが一体構造のダイキャスト製品が多く用いられている。

昔のポストは、通称カンパタイプというモデルで、サドルレールを受けるクランプがピラー側に垂れ角が自由な形で固定されて、サドルレールを上側からクランプする構造。固定は上側、つまりサドル座面の裏側からナットで固定するタイプが定番だった。

その後、80年代からは裏側から一本締め構造、最近ならリッチータイプのようなモノが増えている。これは、サドルレールを上側からクランプする際に、クランプの上側にナットを配して真下からボルトを締めてクランプする構造だ。
サドルの脱着は、一本締め構造の方が容易だったけど、垂れ角の調整では、クランプに刻まれたノッチ単位で行われるために、カンパタイプ程の微調整が難しいモノが多かった。

他には、サカエのCT-P3のように サドルレールを一本ずつ左右からクランプするような構造や、サンツアーのシュパーブプロのような特殊な製品も見られたが、基本、少数派だった。

当時、ロードバイクならカンパタイプ、それ以外なら一本締めタイプを使っていた。

最近は、オフセットゼロのポストで二本締めで裏から占める構造のモノが登場しており、今は、どの自転車も、基本的に、このタイプを使っている。二本締めで垂れ角の調整が自由に行えて、メンテナンスも楽なのが有り難い。

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