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2016年4月16日 (土)

新旧クイックレバー

ホイールやシートピン等に使うクイックレバー、今時の製品は昔の製品と見掛けが若干異なっている。
今時の製品は、レバーがカム形状になっており、そのカムの山で外側から押し込んで固定する構造。しかし、昔の製品はレバーのカムはシャフトキャップの内側にカムの山がある構造。

どっちが締結力が強いか?というと、昔のタイプだ。同じ力でレバーを占めた時に、カムがシャフトを締め付ける力は、どちらが大きいか?というと、レバーの回転中心からみたカムの山とレバーの長さの比率で決まる。カムがレバー軸に近い位置にある方が、レバーの力が増幅してカムに伝わるのだ。それ故に、緩みやすいレバーには昔のタイプのレバーの方が好都合だ。但し、昔のレバーはカムがレバー軸に近いので、レバー操作で得られるカム変位は小さいので、その辺をしっかり留意する必要がある。

DAHONのテレスコピックタイプのステムでのハイト調整だけど、高さの調整後はクイックレバーでパイプを絞って固定している。使用にともなって樹脂製シムと、ステムのアルミシャフトが摩耗していき滑りやすくなっていく。標準の外カム式レバーだと走行時に滑ってしまう事が多い。今は6mmシャフトの旧型の内カム式レバーを使っているけど、これだと滑って調整位置がずれる事は少なくなった。太いシャフト+内カムレバーでしっかり固定できるのだ。

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