糖質制限ダイエットを考える
先日、著者の方が亡くなって賛否両論で話題となっている。
そもそも、糖質制限ダイエットとは、なにか?
それは、糖を摂取すると脂質が消費されないが、糖を制限すると脂質が消費されるのでOKだという。
避けるべき糖質というと、炭水化物全般、カボチャ、イモ類、レンコン、フルーツ、アルコール(ビール、梅酒)、牛乳、ケチャップが該当する。OKなものは、肉類、魚介類、大豆類、キノコ類、レタス、マヨネーズ、バター、チーズ、焼酎、ウイスキーだそうだ。調理上では、小麦粉が使えないそうだ。その為の工夫としては、小麦の代わりに大豆を使ったりして対応出来れば良いとか、、、スィーツの類も低糖質のモノも数多くリリースされているそうだ。こちらも小麦を使わず、大豆、高野豆腐を使って対応しているそうだ。
糖質制限ダイエット、行えば14日程度で効果が出るのでお奨めというのが主張者の意見。この方は、167cmで98kg、ウエストは100cm、血圧は200/100mmHg以上というものだったらしい。そこで、1日60gの糖質制限食を実施した結果、問題が大きく改善。一週間で5kg、2週間で15kgの減量に成功したという。血糖値も215が93に減少したという。
しかし、この方が亡くなった事で色んな議論が巻き起こる。専門家の意見では、過激な糖質制限ダイエットによる弊害の可能性としては、動脈硬化等が残っていたかも知れないとの話もあるが、人によっては中性脂肪、LDLコレステロールが過剰になっていた人、、、そうであれば、動脈硬化のリスクも少なく無いという。
専門家の意見としては、脳細胞のエネルギー源は100%が糖質。よって、睡魔、集中力低下を招くかも、、、タンパク質、脂質を過剰摂取すると動脈硬化リスクが増えるかも、、、
また、脳細胞はケトン体もエネルギーに使うから違うという意見もあるという、、、
個人的な意見としては、糖質無しの脂肪、タンパク質で満腹感を得るというのは本質的な間違い。これを過剰摂取すれば、当然、血中脂肪が増える。血中脂肪が増えるとと、当然LDLコレステロールが増大するのは当然。LDLコレステロールは、身体で筋肉を作る前提で全身を巡るモノなのだ。タンパク質、脂肪を摂取するならば、摂取分を筋肉に置換するような筋トレを行う必要があるのだ。筋トレを行うためには、糖質が必要なのだ。
脂肪やタンパク質を摂取するなら、自然食において脂肪やタンパク質を摂取する時に自然なバランスで摂取するであろう糖質も摂取すべきなのである。摂取したタンパク質を筋肉に置換するための運動に適量な糖質を摂取するというのが正解。
○○制限というのは、バランスを失っている時点でアウトなのである。糖質制限ダイエットを一生懸命やって、ガリガリになっている人、居るかも知れないが、、、、大量のタンパク質、脂質が身体を蝕んでいる可能性は極めて高いと言える。体内のタンパク質を筋肉に換える生活習慣を取り入れる事をお奨めしたい。
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