毎年0.5~1%筋肉が減る?
二十歳を過ぎると、運動しなければ筋肉は増えずに減り始める。三十代では、年0.5%ずつ減り、四十代では1%ずつ減るそうだ。
三十代の十年は最高で、(0.995)^10だから、不惑の40歳では0.951となるので、5%の筋肉が失われているということ。
四十代からは加速して1%ずつ減る。つまり、0.99^年数だから、十年経過で50歳になると0.99^10=0.9だから10%失われる。最大時から比較すれば、0.95×0.9=0.86だから14%も筋肉が失われているのである。
このペースで筋トレ等の運動を行わず過ごせば、酷い事になる。何もせず還暦を迎えるということは、40歳~60歳で0.99^20=0.88、三十代で5%失われているので、0.95×0.88=0.84、つまり16%の筋肉を失っている。
そのまま寿命の80歳となると、40歳~80歳で0.99^40=0.67、三十代で5%失われているので、0.95×0.67=0.64、つまり36%の筋肉が失われているということだ。
因みに、筋肉は寝たきりになると、一日で0.5%、一ヶ月なら10%も一気に失われるという。
このように筋肉が失われる一方で、加齢と共に筋肉を失う身体が身に付けるのは脂肪、、、、ドンドン重量が加算されていくのだ。パワーが減って、ウエイトが増量、、、つまり、鈍重になっていくのである。
筋肉は存在するだけで代謝するので、筋量低下は基礎代謝低下に直結するけど、それ以上に問題なのは、動く筋肉自体が消費するカロリーの問題。動く筋肉が少ないと、消費するカロリーも減るのだ。多くの筋肉があるから、動くと多くのカロリーを消費しているのであり、筋肉を動かした時に消費するエネルギーの差に大きな違いが出てくるのである。
動かない状態での筋肉の基礎代謝も大事だけど、筋肉を動かした時に消費するエネルギーも大事なのである。何にしろ、筋肉が少ないとエネルギーの消費量が稼げないのである。
筋肉は動かさないと増えないし鍛えられない。筋肉を増やす習慣のある人は、増えている筋肉以上に、増えた筋肉が消費しているエネルギーが膨大なのだ。ここがポイント。筋トレを行って、筋肉を増やしながら、増えた筋肉で大量をエネルギーを消費している。そのために、脂肪が溜まりすぎないのだ。
こういう情報を仕入れる度に、自身の歩んできた最近十数年の筋トレライフにニンマリする。筋肉は大事だ。筋肉は一日にしてならずである。毎日コツコツの積み重ねで筋肉を得るのである。三十路以降、不惑半ば過ぎに気付いた時には大きな差になるのである。差に気付いた時は、基本、手遅れかも知れない。
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