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2016年4月19日 (火)

VW等、ドイツ車を選ぶ理由

異様な迄にVW等ドイツブランドをヨイショする評論家が多いけど、果たして根拠はあるか?そんなメディアからの評価に対して、やはり日常における故障頻度は国産車の比ではないという声の方が、回りのユーザーからは多く聞こえる。特に、先日のVWのディーゼル排ガス偽装問題以降、VW等ドイツ車が従来の印象程良いのか?という疑念が強くなっている。所詮、ドイツの大衆車である。それ程迄にも良いモノなのだろうか?

そもそも、ドイツ車っていうのは何が違う?と考えると、一番大きな違いは、日本車よりも移動距離が長い。特に、高速道路を使った移動が長いというのが最大の特徴。それ故に、長距離移動、高速移動に重点を置いた進化を辿ってきている。移動距離が長く、生活に根差しているという点から、車=万能動産というよりも、メンテナンス必須の道具という接せられ方が基本である。日本人のように、ノーメンテでも大丈夫という作りではない。メンテナンスが前提の道具といえる。
一方で、温暖で快適な風土故に、環境変化に対する劣化、耐候性というのは、それほど問題となってきておらず、季節の変化に対しては、劣悪な風土で育まれた日本車に対しては劣るというのが実状だろう。

一言で言えば、VWなら産地であるドイツの風土、習慣に併せた使い方、維持の仕方の元で最高の性能を得る事が出来るということだろう。逆に、VWは日本の風土、日本人の習慣、維持の仕方で接し、日本人が期待する車像からは、どうしても懸け離れてしまうというのが現実なのである。特に、車を活用するフィールドが全く異なる日本での使用となると、VWの最大のメリットである長距離を高速で移動する快適さ等の利点を享受出来る事は稀で、日常の低速のストップアンドゴーの多い環境を、厳しい気候の中で使う結果、本来的に強くない耐候性面での弱点が露呈し、故障が多いという結果になるというのは、或る意味、当然の事である。それが、おそらく実態だろう。実態以上の評価を得てきたというのは、やはり、異様とも思えるVWを褒めちぎる雑誌、ドイツのイメージによるものだったのだろう。

日本人が日本の風土で日本の法律に従って運用する、、、そうなると日本車は圧倒的にVW等ドイツ車に勝る、、、これが現実だろう。VW等ドイツ車の、しっかりとした足周り、優れた加速性能、優れた操縦性、優れた安全性、、、いずれも、生まれたヨーロッパ的な使い方が前提であり、これって、日本車ならゴツゴツした足周り、不要な加速性能なんて言われるのがオチだろうけど、ドイツ車をけなす論調なんて聞いた事がないし、そもそも、あまりにも抽象的で、少なくとも日本の風土、法律の元で、そのメリットを感じるというのは、一種のフラシーボ効果とさえ思えてくる。

実際は、電気系のトラブル、キーシリンダーのトラブル、パワーウインドーのトラブル、DSGのトラブル、ウォッシャー液の漏れ、ドアの取っ手のトラブル、、、、やはり、日本人の下駄としての利用という面から考えれば、困りモノ的なトラブルは非常に多い。
最近、VWを褒めてばっかりのような雑誌や、評論家の話は、どれも皆非常に胡散臭いというのが感想。もしかしたら、提灯記事書いてリベートでも貰っているのでは?と思える程。VW信仰の評論家の言い分として、サーキットとか峠道を跳ばして凄いイイ!なんて話もあるだろうけど、正直、多くの日本人にとっては、どうでも良い事では無いだろうか?日常使いで突然トラぶる方がNGだ。その辺の切り口の評論は残念ながら見た事無い。

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