二輪車タイヤの太さ
最近の二輪車のタイヤは下品な程太い。タイヤの太さというと、基本は伝える出力に依存するという印象が強い。大きな出力を伝える、大きな車重を支える、そういう場合に接地面積が必要という考えだ。
それ故に、今時のリッターバイクのスーパースポーツモデルについては、そういう太さが与えられても違和感は感じない。
逆に、パワーの抑えられたモデル、或いは、重量も小さなモデルに迄、ぶっといタイヤが与えられていると、相当な違和感を感じる。
個人的には、150PS越えのリッタークラスなら幅で180~200幅も違和感は無いが、100PS程度迄のモデルなら130~170幅で十分な印象である。更に、50~100PS級のモデルなら120~150幅で十分で30~50PS程度ならば110~130幅で事足りるように思う。更に、原付二種クラスならインチなら90~100幅、3.00~3.25幅で十分だと考える。
これ以上の接地面積は、小さな馬力では逆に走行抵抗になるのではないか?というのが個人的な感想である。特にスポーツバイクでは、出力は大きく、車重は軽くだからクラス越えするような太いタイヤは不要なように感じる。
その前提で、最近の旧車のカスタムを見ると、、、、古くさいエンジンに、華奢な車体、、、そんなモデルに、時代を二十年近く飛び越したようなスーパースポーツモデルの足周りを移植した例を多く見掛けるが、正直、そういうのは改悪であって良いポイントは一つもないような気がする。Z系のカスタムで多く見られる太いタイヤに延長したスイングアーム、、、、Z本来の軽快な操縦性が相当に失われているようにしか思えない。
4発系のZ自体が好みでないので今後入手する可能性は少ないが、仮に、当時のモデルのカスタムを自分で手掛けるなら、、、、スポークホイールのモデルならH型アルミリムにTT100GPの適正幅にフィットしたリム幅で組み直すって感じだろうなぁ、、、
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