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2016年5月 2日 (月)

AV50の電装

AV50、1982年デビューのカワサキ最小の4ストロークマシンである。男カワサキ党を自認する自分が所有を許した?唯一の4ストロークマシンである。4ストロークアメリカンの系譜であるZ-LTD系とZL(エリミネーター)系の過渡期のマシンだ。
このモデル、難点は6V電装ということ、、、、6Vのモデルはバッテリーの内部抵抗で電圧を6Vに規制している。基本はジェネレーターで発電し、点火系はそのまま、それ以外はレクチュファイヤー経由でバッテリーに送られて、バッテリーから灯火系統に供給される。電圧の規制はバッテリーの内部抵抗に依存しており、バッテリーが完全に死んで内部抵抗を失うと、発生電圧がダイレクトに灯火系統に向かい灯火機器類が切れるという症状に到る。
まぁ、バッテリーが完全に死ぬ事は無いけど、6Vバッテリーは直ぐに放電して上がるし、燈火類の同時点灯は非常に厳しいのが現実である。
この度、大昔にホンダC200用に調達していた6N6-2の6VバッテリーをAV50に搭載した。搭載に際してはバッテリーケースの部分加工が必要だけど、取り敢えず問題無く搭載可能だ。しかし、新品のバッテリーでも状況的には大きな改善が見られないのが問題。やはり、放電気味だし、電装系は貧弱なのである。

この6V電装を改善するには12V化が手っ取り早い。これら6Vマシンはマグネトー点火でありバッテリーは灯火専用といえる。これの12V化は、過電圧をカットするレギュレートレクチュファイヤーに交換し、12Vバッテリーを装着、その上で、灯火系を12V仕様に変更する事で対応可能だ。12V化して変更すべきは、リレー、バルブ類程度だろう。ただ、AV50というモデルに、新品の12Vバッテリー、12V用のレギュレーター、12Vのリレー、バルブ類を調達する価値が見出せるかどうか?というところ。

取り敢えず、6Vのバッテリーを交換した今の時点では、これを12V化する必要があるか?というと、微妙な判断だ。以前、試験的にバッテリーレス化を試みてコンデンサーとは違うキャパシターを使ってみたけど、その際の灯火系統は今一な動作状況だったので、この辺りの判断は迷うところである。

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