レプリカ世代は、、、
右直事故の画像を色々みて思った。
単車は、カワサキのZX-10Rだ。軽量ハイパワーなSSモデル。
軽四は箱バンタイプのモデルで車種は不明。
損傷の度合い、軽四は丸焦げだけど、衝突されたのが横っ腹。前ドアと後ろドアの間のピラー部分に単車が突っ込んでいる。そして、めり込むように50cm以上は突き刺さっている。
結果、軽四は10m程押されて横転、そして炎上である。単車は、シートカウルとエンジンサイドの形状からZX-10Rということが確認できる程度で、吹き飛ばされて丸焦げになった燃料タンクが転がっているが、タンクにキャップはしまったまま、、、カウル類は見当たらない。
大型バイクとは言え、SSモデルである。昔の400cc程度の重量、これが軽四を50cm以上凹ませて、10mも移動させている。
軽四の真横に突き刺さるというのは、一体何キロの速度が出ていたか?というと、、、、十数年前に後輩がリッターバイクで箱バンに突っ込んで命を落としたが、120km/h程度の速度でも車体に単車がめり込む事は無かった。単車はZRX1100だったけど、四輪の箱バンは2~3m押されただけだ。
それが、、、、今回のようなダメージを四輪に与えたとなると、低く見積もっても150km/h、下手すると200km/h近い速度だったのか?とも思える程。
道路は、片側2車線で直線が3kmも続く道、、、、確かに、出せるだけ出したくなる道だ。今回の事故後のニュース映像を見ると、事故直後には、SS系モデルと思われるバイクが数台停まっている。集団で走行していたとすれば、大幅な速度超過を引き起こしていたのか?とも思える。
仮に、150km/hで走行していたとすれば、、、一秒間に42m進むのである。車の横っ腹に突っ込む、、、車が右折して進む時の速度は、恐らく15km/h程度。右折待ちから横断に到った時間は、距離で10m程度として3秒未満である。3秒前に150km/hで接近中のバイクは126mも向こうにいるのだ。四輪からすれば、130mも向こうにいるバイクがまさか突っ込んでくるとは思えない、、、、仮に、200km/hで走行していたとすれば、下手すると200mも向こうである。それが、僅か3秒程度でやってくる、、、、想像出来る筈が無いのである。
四輪の損傷度合いから見れば、単車の速度の異常さが見て取れる。こうなると、四輪の前方不注意なんて問えないように思う。
今時のライダー、現時点で単車購入年齢は50歳前後、そして、事故多発年齢も50歳前後である。今の50歳前後、、、1980年代後半のレプリカ世代である。当時も事故が多かったのだ。過信による自爆事故が多発した時代だ。
今回の一般道での尋常でない速度が今のSSモデルで出されていた様を見ると、、、、今の50歳前後世代、、、結構、危ない。特に、スペック大好き系な人達、かなり危ないという思いを強くさせる。
当時、スペック競争が激しく、それで売れ行きが左右されていたけど、今、その繰り返しが起こっているように危惧させる十分な事故だ。
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