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2016年5月16日 (月)

単車の賞味期限

自身、単車にも賞味期限と消費期限があると思っている。消費期限は無期限、賞味期限は単車の性格にもよるが、スポーツモデルで概ね20年、ツアラーなら30年、、、そのように考えている。

消費期限というのは、楽しみ方(消費の仕方)は色々であり、保存して眺めるにしても、カスタムするにしても、その方向性は所有者の嗜好次第だから他人がとやかく言うようなモノではない、、、そういう考えに基づいている。
しかし、賞味期限というのは、モノに与えられた機能が本来の機能を根本を入れ換えることなく、もっと言えば、常識的な価値基準に基づく経費を掛けて本来の機能が維持出来る期限という理解だ。

大抵のモデルは、生まれてから10~15年程でモデルラインナップから外れる。そして、生産中止から8年がメーカーからのパーツ供給責任で定められている期間だ。つまり、製品に万が一のトラブルが生じても、適価に現状復帰出来る期限と言って良い。これが18~23年程度ということになる。それ以降となると、運が良ければ本来の状態に復帰可能だが、そうでない場合、似たようなモノの流用、工夫といった処置によって本来の機能に近付けるという方法に頼らざるを得ないが、厳密な意味では、そういう作業者のスキルに依存した修正というのは、製造者責任の観点から考えれば、万が一の事態が生じた場合の責任の所在を含めて、色々な問題を抱えているといって良いだろう。パーツが似たようなモノであっても、製造者が想定しない第三者によって施されたモノというのは、厳密な意味では、それは本来のモノではなく、認証を受けたモノでもないのである。

勿論、それによってモノを使い続ける事は可能だが、それは、あくまでもオーナーの責任の下であり、そういうモノは、いってみれば、オーナー以外に委ねる事は無責任行為と言って良いのであり、そういうモノが製品としての機能をユーザーに問題無く提供できるか?というと、それはかなり厳しいというのが判断だ。

自身、単車に乗るのが好きで複数台所有しているが、消費期限的には使い方次第であり古い愛車を大事に維持しているが、賞味期限的にどうか?というと、生まれ持った本来の性能を満足に安心して楽しめるか?というと、1980年代に調達したガンマ、CXはとっくに賞味期限切れのゴミと言って良いだろう。

ガンマを振り替えると、これは自身が1986年頃通っていた峠の次期戦闘機として購入したもの。当時のRZ-Rからの乗り換えで、峠を走り回るためのモノだ。使い方は、基本は峠、ワインディング専用機であり、転ける事を気にするのでなく、兎に角、走る、、、これが目的のモデル。そして、ガンマがそう言う風に使われてきたのはいつまでか?を振り替えると、、、、2003年頃だろう。それ以降は、劣化したパーツを形状維持で素材交換、メッキ部分の再メッキ、、、、そして、乗り方も本気で峠を攻めるなんて無しだ。峠を流す程度、、、ましてや、片道400kmのワインディングツーリングなんて行う事なんて想定外だ。つまり、賞味期限は2003年に切れたといってよい。それ以降は、盆栽化してレクイエム的な存在でしかないのである。そして、峠を遊ぶモデルとしての後継機がSV650Sなのである。これを入手したのが2003年である。それ以降、ツーリングにはガンマを使う事はなく、SV650Sで出撃しているのが実際だ。

CXも然りだ。これは1977年に初めて見たGL400が忘れられず、その後1985年にCX-EUROを探すものの、レア車故に入手敵わずXZ400Dを購入したのだが、XZ400D購入の際に、当時行き着けのショップにCX-EUROかGL400が出たら買うのでヨロシク!と伝えていたけど、1992年にボロボロながら見付かった!という連絡を受けて、入手したのが出会いの始まりだ。この時点で10年落ちだけど、パーツが出たので外装部品を始めとして殆どのパーツを新品で組み直して再生したのが始まり。
ガンマで峠を攻めるようなツーリングが好きな一方で、淡々と峠を繋ぐツーリングも好きであり、車種のレパートリーの広いマスツーリングではガンマを使わず、CXを運用していたのである。そんなCXだけど、大幅なモディファイを施したのが2007年の頃だ。
その後、マスツーリングのお供に使っていたけど、2015年くらいから、何かと調子を崩し気味、、、、、色々と対応するも、かなり厳しい状況、、、、、ということで、この後継機を今探している段階だ。CXの年式は1982年式、賞味期限はツーリングモデルということで長めを想定しているが、長くてもも30年、つまり2011年頃には賞味期限が切れたと言って良いだろう。今は賞味期限切れで、取り敢えず近場なら乗る事もOK的な盆栽だ。

勿論、用途はCXで行っていたペースが想定できないマスツーリング専用機だ。ガンマではゆっくり走行はNGな感じだったけど、CXでは125ccともハーレーとも走るツーリングで使ってきたので、後継機としても、そんなモデルがターゲットだ。

賞味期限、消費期限を考えると、10年落ち程度が一つの目安。古くても2003年、出来れば2005年以降で、最終年式が2008年辺りが一つの目処だ。一応、賞味期限を20年と定めているので、2005年式あたりだと、2025年、いまから9年が楽しめる、、、、それが想定だ。

賞味期限、消費期限、特に、趣味のモノは、元々の機能に掘れて調達ということ、、、となると賞味期限が切れると、同じ様に味わえる鮮度の高いモデル、、、これが必要なのである。

因みに、賞味期限が切れた愛車だが、これは登録を落とす時は、極論すればプレスして潰して再生不能として処分する、、、そういう気持ちである。勿体ない気持ちが無いではないが、機能の片鱗さえ見えなくなると、それはNGなのだ。勿論、それに莫大なコストを掛ければ流通価値が生み出せるかも知れないが、工業製品としては、先に述べたように賞味期限切れで減価償却切れのゴミである。ゴミを誰かが引き継いで不幸な事態が生まれる事を考えると、それは避けたい。というこで、自身が下りたら、それはスクラップ処分、、、これが基本的な考え方である。

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コメント

こんばんは!
償却期限ってのは、私の言う消費期限と同じだと思います。
どんな形であれ、付き合うのは個人次第であり、それに何を求めるか?次第で永遠に価値を持つと思うので、そういう意味では命は無限だと思います。

でも、賞味期限というのは、工業製品が設計者の意図で世に出て、その意図の通りに本来の性能を、保証された交換部品等で安全に発揮出来る期限という意味合いです。機械は使われる毎に確実に劣化、摩耗、損傷していくものです。それを修正するにも限度があるのも事実です。形だけが同じであっても非認証の物に置き換わってしまうと、それは、もう違う物になると思います。
本来の機能が本来のレベルで安全に味わえ尽くせる期限、それが賞味期限だという認識です。

自身のメインの愛車はガンマとCXですが、いずれも賞味期限切れだと認識しています。同じ用途向きでガンマの後継がSVですが、今はCXの後継を探しています。

今まで通りに峠を走れるのは自身の体力的に、恐らく15年程度かと思います。賞味期限の残りが15年あるような、20代からの嗜好で遊べる最後の愛車探しですね。15年後は、また違う嗜好で探すこととなりますね。

投稿: 壱源 | 2016年5月16日 (月) 22時33分

償却期限切れのゴミなのかどうかは、次ぎに引き受ける人が居るなら、その人次第。新車であれ中古車であれ不幸になるかどうかは使い手次第ではないかと思います。

投稿: morimori | 2016年5月16日 (月) 22時17分

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