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2016年6月11日 (土)

デザイン

バイクのデザイン、何故か、全て似たり寄ったり、、、、
特に、90年代以降のデザインは、そういう傾向に感じる。これがトレンドというものか?っていうより、或る一台がヒットして売れたら、そのエッセンスを安直に取り入れて似たような形、仕様のモデルが各社から登場する、、、仕方ないことかも知れないが、それによって画一化して個性が感じられないような状況を作りだしているように見える。

寧ろ、不人気車で追随を生まないようなモデルの方が個性的で、個人的には、こういう独創の一台という方が好きだったりする。

似せることによってパクリとしか捉えられないようなデザインというのを生み出すことは、非常に難しいけど、そうやって生み出され、追随者を出さないようなデザインというのは、それはそれで一つの個性で独創の一台となる。

過去の国産車を見て、追随を作らせず独創の一台といえば、何と言ってもスズキの刀だろう。GSX1100Sを頂点とする、1000S、750Sの三台は、個性、人気、独創性を兼ね備えた秀逸な一台と言える。

それ以外は?というと、Z1/Z2からのティアドロップタンク+テールカウル、Z-FX/J系の角タンク、GPZ900Rの元祖忍者デザインも優れたデザインだろうけど、ディテールを換えた類似車輌は少なく無く、それでなければならないという迄の独創性には繋がっていない。
更に、昔のレプリカに起源を求める事ができるような今の600cc/1000ccクラスのSSモデルというと、デザインのルーツはサーキットというもので、市販車で言えば、カラーリングを揃えれば違いは見えてこないようなもので独創的と迄は言えない。メガツアラーと言われている大排気量のツアラーも然りである。空気抵抗、安定性を突き詰めれば同じ形になるのだろう。
2003年のZ1000が最初だったと思うが、エクストリーム系というかストリートファイター系のデザインも、今やネイキッドといえば、皆同じ方向性のデザインで、どうも個性という部分が見えづらい。

単車ではメカニズムも露出するので、メカの構成もデザインの一部として個性を生み出すものだが、メカニズムにしても人気車に習う傾向が強く、そこでの差別化、独創というものを見付ける事も難しい。

個人的には、デザインでもメカでも良いので、唯我独尊というか超個性的な、そういう他の何かに似ていない、そういうモデルの登場を期待したいけど、売れ筋を求めて人気車を模倣するというメーカーの姿勢と、人気車に集中するという市場の特徴が変化しない限り、なんだか良く判らないモデルの登場は、期待出来ないかも知れない。

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