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2016年6月 4日 (土)

LDLコレステロール

以前も当ブログではLDLコレステロール値が単純に高いだけでNGという判定には、如何なものか?というスタンスで記事を掲載してきた。
そもそも、LDLコレステロールというのは、細胞を形成させる不溶性物質を届けるために血中に存在するものであり、特に、筋トレを行う人等では、多めである事が正常と思われるもの。LDLコレステロールの数値の判定には、ライフスタイルによる補正が必要であり、ライフスタイルの違いで身体の状態を示す数値に違いが表れるのであれば、その数値との関連の上で適性度可否の判断を行うべきなのである。

そういうスタンスでいたけど、LDLコレステロールの数値自体が絶対的に低すぎるという説もあるようだ。

東海大学名誉教授の大櫛陽一氏によると、神奈川県伊勢原市の40歳以上の住民約2万6000人を8年間追跡調査したところ、LDLが低い人ほど死亡率が高いという結果が出たそうで、男性ではLDLが100mg/dl未満になると死亡率が急上昇するという。逆に最も死亡率が低かったのは140~159mg/dlのグループとのこと。
 実際の調査でもLDLが低い人ほど肺炎やがんの死亡率が高いという結果も得られているそうだ。

健康を表す指標には様々あるが、その数値の判断基準というのは、刻々と見直されたりしている場合もある。勿論、判断基準単体で判断するのも良いとは言えない。

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