ヒルクライム強化法
大腿の筋力強化にお奨めな自転車トレーニング、それは、乗り方を変えて大腿に主に負担を掛ける乗り方で日常を過ごす事。
ロードバイクっていうのは、元々高効率な乗り物故に、負担が分散している。言ってみれば、負担が局所には集中しない。
そこで登場するのがママチャリだ。ママチャリでサドルを適正ポジションから3cmダウンさせる。そして、土踏まずから踵の間でペダリングを行う。すると、足首の固定が不要となるので脹ら脛の筋肉は全く使われなくなる。そしてペダリングで使う筋肉は、大腿部の筋肉だけになる。思いの外、早く筋肉疲労を感じる。しかし、筋肉自体が大きいので割りと力が大きいので、予想以上に速度が乗るのだ。この時、サドルに腰掛ける位置を微妙に調整しながら漕ぐと、その位置毎に筋肉の疲労度が変化するのが非常に良く判るのである。
ロードバイクだけに乗っている時に、同等の疲労度を大腿に掛ける状況を作るのは簡単ではない。しかし、ママチャリだと結構なロードを掛ける事が出来るのだ。ママチャリでクランクをショート化して日常を過ごすと、大腿部の強化に極めて有効だ。
通勤、通学にロードを使うよりも、ママチャリ、小径車+ショートクランク車で大腿部を鍛える過ごし方をする方が、ロードに乗った時の武器が増える、、、、そんな気がする。
自身は、平日は小径車で大腿部メインでペダリングしている。
因みに、膝が居たい人にもお勧めだ。膝への負担は、足首に力を入れる拇指球漕ぎの屈伸時が非常に大きい。膝を痛めた人は足首に力を入れる量が減らせる土踏まず、踵でのペダリングが有効。踵ペダリングでは膝に殆ど負担が掛からない。膝を痛めた人には、そういう選択肢も在る訳だ。
高齢者で脚が不自由な人向けの自転車としても、踵ペダリングで乗車可能な自転車なら膝の負担無しでサイクルライフが楽しめたりするのだ。
ロードバイクに乗る人も、一度、ママチャリで土踏まずペダリングで大腿部をトレーニングしてみては如何だろうか?
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