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2016年6月28日 (火)

ミドルSVの変遷

自身の愛車SV650Sを眺めていて、改めて思った事。
この初期のSV、実に格好良い。ハーフカウル、アルミトラスフレーム、タンク、シートカウルのデザインは有機的で上手くデザインされていると思うし、各パーツも合理的、機能的な雰囲気である。スタンダードスポーツであっても決して安っぽくないのが良い。そこそこ、コストが掛けられているように見える。登場が1999年ということで、開発時はバイク業界が長いトンネルのどん底と迄は言えない状況であり、当時の時代背景を考えても、マジメに作られている印象だ。

後のSVは2003年頃登場しているが、二世代目のSVはSV1000と姉妹車化しているのが特徴。基本的には前世代のSVを引き継いでいるが、一番の違いはフレームだろう。アルミダイキャストのコの字断面のフレームであり、フレームのコストダウンは著しいもの。他の構成部品に大きな差異は認められない。時代的にLED灯火類、液晶メーター等の装備があるが、どちらかというと全体的にコストダウンされている傾向。

それから、次のSVは近々登場が予定されている。この三世代目のSVはグラディウスの外装簡略版である。前世代SVと最大の違いはフレーム。今度はスチールパイプのトラスフレームだ。これはグラディウスから引き継いだモノで、前世代SVとの最大の違いはフレーム。このコストダウンも相当なインパクト。

一言で言って、ミドルSVは同じ名前となっているけど、初代SVはSVというよりもTL400/650Sという雰囲気である。デザイン、フレームワーク全体に言える事。TL程スパルタンでは無いが、掛かっているコスト、設計思想は性能重視のように見える。
二代目SVは、TL系とは異なる穏やかなスポーツVという思想が確立された時代の作品で、求める性能は一歩引いたレベル。その性能に見合ったコストパフォーマンスの妥協点で帰結した仕様で、SVという名前に一番合致しているかもしれない。
近々登場するSVは、コストパフォーマンス重視、乗り手の幅の広さに対応する方向性で、実用性能重視な印象。スポーツグラディウスというような感じだ。

この三世代のSVを比較すると、パフォーマンス的には初代SVが一番懐が深い気がする。初代SVの最大の魅力は、頑丈なフレーム。峠を走った時の安心感は、90年代のレプリカにも通ずるもの。初代SVの最大の魅力はVツインエンジンよりも頑丈な車体による安心感だと思う。Vツインという幅の狭いエンジンがアルミトラスフレームの頑丈さを更に引き立てているように思う。

エンジンの出力的には、新しい程高められているが、数値上の数馬力差というのは、あまり気にならないが、数値に差が現れないフレームというのは乗ると違いは一発で判る。このフレームだけでも買う価値があるように思えるのが、TLに非常に近い血縁を感じる初代SVだ。

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