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2016年6月11日 (土)

最近話題の血管の老化

中高年で気を付ける事。それは血管の老化だ。さて、血管の老化の正体は何か?、、、これがEテレで紹介されていた。
血管を動脈、静脈を全て繋ぐと10万kmにも及ぶという。そんな血管の老化とは、血管が硬くなる事だという。心臓は平均で70BPM、それで5Lの血液を送るという。その脈動で掛かる衝撃は柔らかい血管で受けるという構造。動脈は硬化すると衝撃をモロに受けて下手すると破れる事があるそうだ。因みに、静脈には圧力は掛からないので硬化の影響を殆ど受けないという。
問題は、動脈が硬化する現象。動脈硬化のタイプは2パターンで狭くなるパターン、硬くなるパターンだそうだ。内膜の動脈硬化は狭くなるパターンだが、内膜が盛り上がって狭くなる理由、それは、LDLコレステロールが過剰となると内皮細胞の下に溜まる。これが原因で内膜が内側に盛り上がる現象だという。これをアテローム動脈硬化という。因みに、自覚症状は無いそうだ。重度になると閉塞性動脈硬化症となる。内膜が盛り上がると、内膜が傷つきやすく血栓を作る事が多くなる。
硬くなるパターンでは、血管外皮に石灰が沈着するパターン。大動脈全体に石灰化が進む場合もある。原因は中膜の平滑筋にカルシウムが沈着して硬くなるパターンだそうだ。この二つのパターンは同時に進行するそうだ。

脂質異常症、内臓脂肪型の肥満、高血圧、糖尿病、喫煙、骨粗鬆症、睡眠時無呼吸症候群、これが動脈硬化の危険性を高めるそうだ。糖尿病は内膜、中膜に影響を及ぼすので、動脈硬化が一気に進行するそうだ。喫煙は交感神経を刺激するために血圧を高めるリスクもあるそうだ。

最近は、現在の血圧状態、それから総コレステロールから今後十年の死亡率が一目で判るチャートもあるそうだ。大事なのは血圧を下げて、総コレステロールを下げる生活を身に付ける事だ。

血管の状態を健全に保つ事。これが健康を守る上で非常に重要だという。

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