不整脈
不整脈で前田健さんが44歳で突然死、そんなニュースを聞いても遠い話のような気がしていたけど、周りを見渡すと、109歳で亡くなった祖母が89歳でペースメーカーを埋め込む手術をしたり、親族や知り合いにも結構多くがペースメーカーを入れる手術を受けている。
ペースメーカーというと、心臓の鼓動を行う電気信号が正確に伝わらなくなり心臓が上手く脈を打たなくなる事を防ぐ装置。不整脈回避装置みたいなものである。
で、安全性アップの不整脈治療装置が登場というニュースをネットで見掛けたので備忘録的に記録することにした。
不整脈で突然死に直結するのは、心室細動、心室頻拍といった致死性不整脈。これに対した新治療が『完全皮下植え込み型除細動器(S-ICD)』なんだそうだ。これは、体内に電気ショックを送る「本体」と、心臓の電気信号を本体に送信して本体から送られた電気ショックを心臓に伝える「リード」で成り立っており、致死性不整脈が発生した時に心臓に電気ショックを送り、正常な心拍に戻すもの。聞いた感じでは除脈用のペースメーカーみたいなものだ。
これがニュースになったのは小型軽量化によって安全性と実用性が飛躍的に高まったためとの事。
従来のモノは、ペースメーカーより大きく重く、これまでは、本体は皮下、リードは心臓内に埋め込む「経静脈ICD」しかなかったが、新治療では、本体もリードも皮下に植え込む点だという。従来のリードを心臓内に埋め込むモノには次のリスクがあったそうだが、それらが全部解決された点が注目されているそうだ。
リスクとは、
①心臓や血管を損傷し突き破る=心臓穿孔
②細菌が付着し感染性心内膜炎を起こす
③血管に癒着したり静脈閉塞を引き起こすため、リードの不具合や感染性心内膜炎などを起こしてもリードの追加や抜去は困難
この3つだそうだが、これが全て解決されたのがポイントだという。(日刊ゲンダイより)
周りの人は皆、除脈対応の不整脈。そして、自分は就寝時が35BPM程度、起床時が45BPMという除脈傾向で、心電図測定をすればⅠ度心房ブロックと診断される。
不整脈というと結構気になるニュースだ。
| 固定リンク
コメント