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2016年7月 5日 (火)

昔のエンジン

先日、最近知り合ったショップの主との間で話題となった話。それはエンジンについて。
内容は兎も角、個人的には昔のエンジンが好きだ。

昔のエンジン、これは基本的に頑丈である。頑丈の理由、、、、まぁ、突き詰めた設計が出来なかったのもあるだろうし、素材品質的に十分な品質が確保出来なかった分、肉厚を維持しなければならなかった部分もあるかも知れないが、、、、最大の理由は、エンジンの新造というコストの掛かる部分、出来るだけ長期間、出来るだけ幅広い排気量で使いたいというのが根底にあるのである。一機のエンジンを新作するのは、相当な生産台数が見込めなければペイ出来ないのが現実であり、一機のエンジンを新作するためには、相当な台数が見込めるように設計するというのが当時の常識だったのである。

実際、1970年代を中心として、当時のエンジンは世代を越えたスープアップを見越した設計が標準的な設計思想であり、更に、エンジンを構成するパーツ単体でも排気量を超えたパーツの共用を想定しているのだる。

現代は、そういう無駄を生みかねない設計は多くはないけど、当時は、そういう思想が支配的であったのである。結果、生み出されたエンジンで名機と評価されるものの多くは、そういう無駄というか余肉、余裕が十分に与えられているのである。これが頑丈さに繋がるといって良い。勿論、この思想は効率至上主義の現代の設計思想には合致しないものだ。

1970年代を中心として、殆どのメーカー、クラスのエンジンはカバーする排気量レンジが非常に幅広く、そして長い時代を生き抜く事を想定された設計となっている。

有名なのが重量車では、カワサキのZ1/Z2系、GPZ750R~ZZR1200も然り、、、中型クラスは250~400ccをカバーする物が多くホンダのHAWK系も然り、ヤマハのGX系も然りだ。今時の250ccクラスは限界迄上げても300cc程度が上限なのと較べれば、その差は一目瞭然である。パーツの共用思想は、カワサキの単気筒Z250FS系のピストンがZ1000のピストンと共用だったり、多くの部分で垣間見ることが可能だ。

ただ、このような思想は、現代に近づく程に見られなくなってきている。80年代以降では中型クラスでは250~300cc、400~600cc程度が共用の範囲に留められており、トレンドは、広い排気量をカバーして低コストを追求するより、効率追求、性能追求を求めて厳しい設計を求める方向になっている。

但し、個人的には、こういう余肉十分、余力十分な思想のエンジンが好きだ。こういうエンジンは一般的に重く、頑丈なのである。

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