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2016年7月 7日 (木)

位相クランクパラツインを選ばない理由

TRX850に端を発して登場してきた270°位相クランクのパラツイン、、、、音はモロにVツインと同じ。
実際、TRX850は本気で欲しくなった一台である。ただ、TRXが欲しかった理由は、エンジン型式ではない。スチールフレームに必要十分なエンジン、シンプルなデザインで無駄の無い、虚飾の無い構成がツボに嵌ったからだ。もし、これがVツインだったとすれば、恐らくSV650Sは買ってないだろう。
TRXが好きな理由は、位相クランクのパラツインというのが理由でなく、それ以外のパッケージが好きだったからだ。

では、そんなTRXに搭載されていた位相クランクパラツインはどうよ?っていうと、実はあまり関心が無い。今は、位相クランクパラツインは花盛りである。MT-07しかり、CRF1000しかり、、、数多くの大排気量ツインに採用されている。

位相クランクパラツインの売りは、トラクション云々という話があったけど、、、個人的には、このトラクション効果がどうよ?っていうのは、実は、良く判らないのである。位相クランクパラツインに限らず、今迄乗ってきた360°クランクツイン、180°クランクツインでも滑って吹っ飛んだ経験は無いので、素人インプレからすれば、どっちも同じなのだ。それ故に、位相クランクパラツインという要素は、単車選びに影響しないのである。

自身の単車選びでの拘り、、、低重心、幅の狭さ、、、、これがポイントである。重量も大事だけど、重量よりも重心位置の方が重要だ。極力低重心、極力タイト、これが重要。そして、峠走りとかスポーツライディングとなると軽さが加わる要素だ。

過去のトラウマではないが、何台かのパラツインに乗ってきたけど、パラツインでも幅の広さが邪魔くさい、、、そういう印象になっている。パラツインというと、カワサキの空冷、水冷のミドルクラス、ホンダのツインを主に十台以上乗ってきたけど、何れもバンク角不足が不満だった。幅の広いエンジンはバンク角を稼ぐためには、エンジンを高い場所にマウントする、、、すると重心位置が高くなり、これはこれで乗りづらいのである。

これを解消しくれる夢のパッケージが、走りを突き詰めれば2ストとなり、そうでなければV型エンジンとなる。4気筒ならパラ4よりV4、ツインならパラツインよりVツインなのである。この嗜好を決定付けたのは1986年から3年間愛車としたヤマハのXZ400Dだ。これ、重量級200kg越えの車体に45PSというアンダーパワー、シャフト駆動という走りには全く今一のパッケージだけど、エンジン搭載位置は非常に低く、しかし幅が狭くバンク角は異様に深いパッケージが特徴で、公道峠レベルなら当時でもGSX-R、FZ-R、TZR等々と対等以上に走れており、重心位置とタイトさが自分の走り方にジャストフィットというのに気付いた記念すべき一台であったのだ。その後、VF400F2、VF750F、GL400等に乗り継いで、低重心+深いバンク角が最高という判断が根付いていったのだ。

と言う訳で、自分にとって位相クランクのパラツインはVツインとは異なるモノなのだ。それ故に、今も将来も、ワインディングツアラーとして選ぶモデルは、Vツインを選んでも、恐らく位相クランクパラツインは選ばないだろう。

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