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2016年7月15日 (金)

マツダの制御

マツダの技術、実に興味深い。例えば、i-Activ AWD、これは、1秒間に200回の演算プロセス(つまり200Hzで状態を確認)を行なうことで、最適なトルクを後輪に伝達していく。また、あらかじめ微少なトルクを後輪に配分することでシステムの遊びを減らし、瞬時に後輪のトルクが立ち上がるようにしているという。そして、認知については、可能なかぎり環境を予測するため、27のセンシングを行なっている。加速度やステアリングトルクなどはもちろん、前後ワイパーの作動状態や外気温度などもセンシングして状態を予測。スリップの予兆を検知するロジックを作り上げたものだという。

今ならGベクタリングコントロール、これは、ドライバーのステアリング操作に応じてエンジンの駆動トルクを瞬間的に緻密に制御する。人間の知覚できるしきい値は、時間的には20ms(20/1000秒)以下、加速度は0.05G以下だそうだが、Gベクタリング コントロールは1サイクル5msでの制御を行なっている。クルマの中でセンサーの通信に用いられているCAN Busでは、1msでステアリングの操舵角を見ているといい、高速演算、高速制御を行なうことで、5msでの制御ループを実現しているという。

ハッキリ言って、これが凄い事なのかどうなのか?というのは、よく判らない。

ここでいう凄さっていうのは、このロジックを作り上げるために必須といえる、高いサンプリングレートをセンサー類の応答周波数と、それを演算しデバイスを制御する際に、デバイスが、その応答周波数に従って動作する技術が、この世界において突出しているのか?或いは、それは実は普通のレベルなのか?という事次第だと思う。

現代の乗用車の制御が、すでに、このようなリアルタイムに近い動作制御を可能とするようにセンサー類が統合して発達しているのなら、この技術の普及はメーカーの垣根を越えて拡がるものだろうけど、それがどうなのか?というのは、よく判らないというのがホントのところ。

状況をセンサーで検出する部分においては、驚く程ではないけど、検出した情報を処理して、その瞬間に望まれる動きを作り出すために、デバイスを遅れなく駆動するという部分が、果たして一般的に可能なのかどうか?が非常に関心のあるところだ。

デバイスを遅れなく駆動するというのは、緻密な制御が必須だけど、実は、デバイスを駆動して結果的に車体をそのように動かすとなると、その間の伝達遅れ、ロスも減らさなければ実現出来ない話でもある。そして、ドライバーに効果として体感させるには、可動部分と固定部分の役割がキッチリ果たされていないと無理。足周りのロスの少なさ、車体合成、エンジンマウントの剛性等々、その辺もグラグラだと話にならない筈。

この制御を実現する土台がマツダ車故に可能な世界だとすれば、それは、ホントに凄いことだと言えよう。

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