筋肉は減る
以前も記事にしたけど、筋肉は30歳をピークに減少する。
減少率は毎年1%減である。
10年では、0.99の10乗、20年では20乗、、、、つまり、30歳がピークだとすれば、40歳でピークの1割減の90%、50歳時点では2割減の80%、60歳で約3割減の70%に低下する。
筋肉が減って日常の活動度が低下すれば、減少率は1%を軽く越える事もある。そうすると、70歳では下手すると半減している場合もある。
因みに、70kgで骨格筋率が35%の人の筋肉量は、24.5kgである。40歳で1割減ったとすれば、22kgである。骨格筋率は31%になる。50歳で2割減ったとすれば、筋量は20kgを切るのだ。骨格筋率は28%だ。これは体重がキープされている場合であり、脂肪で体重が増えていると骨格筋率は更なる低下を招くのだ。因みに、サルコペニアと呼ばれる状態は、骨格筋率で25%程度以下だという。
60歳で三割減だとすれば、17kgの筋肉、体重キープだとして骨格筋率は24.5%となる。既に、サルコペニア状態だ。
そんな筋肉を減らさない工夫は、筋トレしかないのだ。日常生活では筋量減が不可避、、、筋量アップは、月に300g程度が限界。それで年間で3~5kgの筋量アップが可能。減る筋肉量が年間2kgなら、最低でも2kg以上は増やす筋トレ生活をしないと筋量減は不可避だ。
如何に筋肉を貯める貯筋が出来ているか?が高齢化した時にサルコペニアにならないか?が決まるのだ。高齢化すると、筋トレしても増やすのは至難の業。筋トレしても増えにくくなった時に、増えずとも骨格筋率的に保てるだけの筋量を蓄える、そんな貯筋目的の筋トレが重要なのだ。
筋トレを始めるには、、、遅くても35歳から始めるのがお奨め。
自身、50歳を越えたけど、骨格筋率は38%オーバーである。筋トレの賜物だと考えているが、筋トレを始めたのは30歳前から。何故始めたか?というと、高齢化して筋肉を失うとヤバイと知ったからだ。
筋肉が付くと、それは骨や腱のプロテクターにもなる。チョットの衝撃で腱が切れたり、骨折したりの予防にもなる。筋肉、最高である。筋肉が沢山ある程、骨折の治りも速いのだ。35歳過ぎて成人病検査をする年代の人、筋トレを奨める。
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