猛暑と地震
前々から気になっている。猛暑後は大地震がやってくる、、、関連は不明だけど、猛暑というのは気象現象。これによって大地が暖められると、当然膨張する。地表の膨張が地震に影響、、、まぁ、こじつければ、そうなの?って気がしないでもない。
それはさておき、これを聞いたのは、関東大震災前の夏、阪神大震災前の夏も暑かったという話。
自身の知識としては、そこまで。
ただ、暑かったかどうか?の判断は今一定量的に判断しづらい物。
そこで、、、
基本的に、温暖化の影響等で平均気温が上昇しており、その傾向も小さな波を伴いながら変化しているけど、その振れで気温が特別に高い年(正偏差が大きな年)を探すと、2010年(+1.41℃)、1994年(+1.13℃)、1978年(+1.10℃)、2013年(+1.09℃)、2011年(+0.85℃)、2004年(+0.84℃)とのこと。
自身の体感で夏の暑さを表すのに、2004年以降で地元の7~8月の最高気温を積算したものがある。気象の全国の観測点云々は確かに正確だろうけど、気象現象故に、広島だけ特異的に猛暑ってことは稀。大抵は広島が暑ければ、日本も暑い、、、そうなるだろう。で、積算気温をピックアップすると、数値最大なのは2010年の2044℃である。次が2004年で2039℃、2013年が2038℃である。今年は盆明け時点では、積算値最大のペースでもある。
猛暑が月末迄続けば、間違いなく過去最高の猛暑になりそう。
因みに、猛暑後の大地震というと、2011年が東日本大震災、1995年が阪神大震災、2004年の新潟県中越地震等があるけど、今年の猛暑が西日本中心、そして、熊本地震が中央構造線の延長線で発生していることを考えると、今後一年で南海トラフなんて物騒な地震が起きはしないか?と結構心配になる。まぁ、猛暑と地震が関連があるとは言えない。統計的にも一致度合はせいぜい1/2~2/3程度である。これが100%で連動していれば怖いけど、大地震の前が冷夏って場合も実は少なく無い。日本海中部地震(1983年)の前年の正偏差は-0.93℃、昭和三陸地震(1933年)の前年正偏差は-0.65℃、北海道南西沖地震(1993年)の前年正偏差は-1.53℃だったりする。
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