« コーナーリングアプローチでの足だし | トップページ | ホームページ »

2016年9月28日 (水)

広島、、、衰退するかも

広島の都市開発、何してるのだろうか?
広大跡地、広島空港跡地、市民球場跡地、広島駅再開発地区、、、、基本は、高層マンション、そして家電量販店、後は、、、家具屋とか医療センター、、、それ以外は、空き地とか公園とか、、、

マンション、家具量販店が賑わいを創出するとは思えない。再開発地域が市内に散在しているけど、その地域は、各々が閉じた構造。地域を接続するような構造になっていないので人の回遊は見込めない。地域毎に特色付けた開発を行い、地域を接続するような交通網の整備が全く抜けている。地域毎に似たような施設を作り、道路網といえば、郊外との接続しか考慮されていないような状況。

まぁ、再開発には資金が必要だから高層マンション、、、判らないではないけど、これは地域を発展させる事が目的でなく、不動産デベロッパーが利益を上げる事を最大の目的にしたような開発で、地域自体の魅力は再開発前の方が遙かに優れているような印象である。

広島のような城下町というと、町名が産業を表すような地域が少なく無いけど、それは地域毎に業態を集積させて地域の魅力を高め、地域連携によって全域に人が回遊するような都市設計が古来から為されてきたと理解しているが、今の広島の再開発というと、デベロッパーの利益優先で地域発展を最優先に掲げたモノでは無いのが明らかだ。

広島という地方都市、100万程度の人口規模を回遊させるのに程良く狭い三角州の上に成り立っている。この地域でエリア毎に産業集積を計り、狭い旧市内を迅速に回遊出来るような交通インフラを整備するような開発が何故に出来なかったのだろうか?
市内地域を特色付けるのに重要な大学であるとか、空港を手放す事で、広島の地域毎の特徴付けで抑揚を得る事も難しくしている。

最近の開発では、医療拠点を広島北口にも整備しているけど、こういうものは、広島大学医学部近隣の段原地区に集中整備して医療特区的に集積する方が良いようにも思う。
流動的な人間を受け入れる駅を最大限に利用するならば、球場と共に、サッカースタジアム等も広島駅近郊に整備すべきでは無かったのではないだろうか?
本来なら広島大学も産学連携拠点である技術センター等の集積している千田町地区で展開すべきだったように思う。

そもそも、マツダのような大規模輸出産業が控える南西部湾岸エリアこそ、港湾設備の整備が重要だし、南東湾岸エリアであれば、航空機関連の産業を担っていた事業所もあったからというわけではないが、比較的長い放水路の地形等を利用した空港設備を育むべきだったように思う。

振り返ってみれば、先人が上手い具合に都市設計して配置していた産業インフラを、最近の地域再開発という名目で、アホな政治家とデベロッパーによってガタガタになってしまったような印象である。

近年では、いろんな再開発が為されているが、それで賑わいが創出されて地域が繁栄するという風には見えないのは自分だけだろうか、、、、。

|

« コーナーリングアプローチでの足だし | トップページ | ホームページ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 広島、、、衰退するかも:

« コーナーリングアプローチでの足だし | トップページ | ホームページ »