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2016年9月 1日 (木)

リム幅

最近の山形リム?ディープリム?のリム幅はどれも結構細い。これ、700Cのスポーツサイクルに適応されている場合は、ブレーキキャリパーもロード用が用いられているためか、さほどの違和感は感じない。

しかし、Vブレーキの小径車、クロスバイクに、この手の細いリム幅のリムが採用されているものは、微妙に違和感を感じる。使い込んでいく程に、ブレーキシューが摩耗していくけど、摩耗が進行してブレーキのストロークが増えた状態になっていくと、リムとシューの当たり位置がずれてくる。その度にシューの角度を調整すれば良いのかも知れないが、摩耗したシューに対してピポットの位置が少しずつ狂ってくるので、レバーを引いた時にシューの送り出される方向がパッドに対して垂直な方向とはずれてくるのでレバータッチは悪化してスポンジーで効きが甘くなるように感じる。

このリム幅とキャリパーの関係は、昔のセンタープルキャリパーに今時の比較的細いリムを組み合わせた時にも見られる傾向。センタープルキャリパーの場合は、ブレーキシューをリムに接近させるために、ブレーキキャリパーの佇まいが美しくなくなるのが問題だ。

リム幅に対してブレーキシューを綺麗に送るには、ピポット軸とブレーキシューの当たり面の位置関係が重要。

まぁ、それでも最近のブレーキシューは取り付け角度がキャリパーに対して或る程度の自由度が確保されているから、実用上の問題は少ないかもしれないが、佇まい的には今一なのは確かだ。

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