糖質制限
先日、NHKの番組でも取り上げられていた。番組では、自己流糖質制限のリスクについてである。
そういえば、番組とは異なるけど、糖質制限ダイエットの紹介本の著者の方が亡くなっていたという話も聞いたけど、果たして、糖質制限ダイエットに潜むリスクとは?
今、糖質を減らすダイエットが大ブームである。市場においても、糖質制限ブームの中糖質オフや、糖質ゼロをうたった食品でにぎわっている。
しかし、極端な糖質制限を続けると将来、リスクがあるという。
番組では、過熱する糖質制限ブームで、食品が廃棄されるという事態も起きているそうだが、個人的には、そっちの方が問題のような、、、
ただ、世の中のダイエットブームで今は糖質制限ブームだ。それで、結果、即ち体重計の数値のみ下がればOK的な発想で取り組む人が多いのが現状。そもそも、糖質を制限するということで、ごはん、パン、麺などをカットするのが基本的な方法だという。
糖質制限で糖質を抜いて摂取エネルギーを減らし、食べるのは食物繊維、タンパク質オンリーという食生活によるダイエットだ。これ、結局は活動に必要なエネルギー不足、ガス欠状態となるということ。
当然、体重は減るが、一方で体力や筋力がなくなり疲れやすくなった頭が働かなくなったなどといった体調不良に陥った人も多いのが現状。
この極端な糖質制限ダイエット実はさらなるリスクもあるという。
それは診断基準ではメタボ判定にならないスリム体型の人に潜む問題だ。
それは、運動を伴わない極端な糖質制限は筋肉を減らしてしまいまい、数字上は軽くても、体組成で言えば、脂肪過多、筋量不足で、実質的にはメタボと同じ状態ということ。
運動しないから不要な筋肉は、脂肪の次のエネルギー源となる。糖質制限によって活動に必要なエネルギーが極端に不足した状態ならば、脂肪が使い果たされれば、筋肉を分解してエネルギー源に充てられる、、、、糖質制限の度合が酷ければ、筋肉も失われるリスクがある。これは、運動すれば筋肉が減るというのではなく、糖質不足となれば筋肉が失われるリスクがあるという意味だ。
この状態が継続すると、筋量不足となり非常に痩せにくい身体になる。結果、僅かな摂取でも脂肪として蓄えられやすくなり、結果として見た目痩せていても、筋肉率が低く、体脂肪率が高い状態になるという訳だ。
こうなると、普通のデブ以上に健全化するのは難儀となる。脂肪を落とす事よりも筋肉を付ける事の方が何十倍も大変だからだ。
健康とは、十分な筋肉量を維持すること。大事なのは体重計の目盛りを減らすのではなく、筋肉を増やす運動をすることなのである。
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