GL/CXの点火系
全然気付かなかったけど、点火方式が変わっているようだ。
これ、初期型がCDI点火、後期型がフルトランジスタ点火だそうだ。
一般的に、点火系の進化といえば、ポイント→フルトラ→CDIと思うのだけど、、、GL/CX系に関して言えば、初期型がCDIで後期型がフルトラになっている。
因みに、CDIというのは、昇圧回路で高電圧を作り、これをコンデンサに蓄えた後に、コイルに送るもの。フルトラでは、バッテリー電圧である12Vを使っているので、一次の駆動電圧の違いが最大の違い。高電圧を使うから強力な点火が行えるのがメリット。
ただし、サイリスタで点火時間が決められており、低速向きではないので、低回転運転は苦手。
GL/CXは、用途的に中低速メインの使われ方が多いと判断されたために、CDI点火からフルトラ点火に変わったのかも知れない。
因みに、1981年4月22日のホンダ広報によると、後期型GL400、ウイングカスタムの登場時には、点火方式をフルトランジスタ点火に変更することで、燃費を30km/Lから33km/Lに向上させたとしている。
ところで、初期型GLのCDIユニットは欠品であり、この調達は困難を極めているそうだ。ただ、今は修理してくれるところも在るそうだ。
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