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2016年10月11日 (火)

自転車と体重

自転車と乗り手のウエイト、ヒルクライムでは体重が軽い方が有利、、、そういう意見は良く聞く話。
でも、軽ければ有利か?というと、基本は体重で論ずるのは誤りだろう。
ヒルクライム=登坂力、登坂力=筋肉が負担する重量比ということ。

つまり、サイクリストの筋肉量が一番重要ではなかろうか?

同じ骨格筋率の人間を仮定する。骨格筋率を35%として、体重が60kgの75kgで比較すると、前者の筋肉量は21kg、後者の筋肉量は26.3kgである。
現実は、全身の筋肉がペダリングに寄与する訳ではないが、人間の筋肉のバランスは、個人差のバラツキは、この際無視しているので御了承願いたい。全身の筋肉が多ければ、駆動に寄与する筋肉も多いという仮定に基づいている。
自転車の重量(装備込み)を12kg程度とすれば、前者の重量は72kg、後者の重量は87kgである。そして、筋肉1kgあたりが負担する重量を比較すると、前者は72/21=3.42kg、後者は87/26.3=3.3kgである。同じ体形であっても体重が多い人の方が筋肉の負担は小さいのが現実である。

現実には75kgともなると、骨格筋率は40%に迫る場合も少なく無い。高体重の人は、高骨格筋率である。仮に75kgの人が骨格筋率が40%だとすれば、筋肉量は30kgとなる。その場合、筋肉1kgが負担する重量は87/30=2.9kg迄にも減少する。

こう考えると、体重が軽い程、ヒルクライムが有利というのは迷信に近いような気がする。
この話は、同一人物がダイエットに成功して脂肪が減ったらという仮定に基づいた時に成立する話と言える。同一人物が体重を脂肪減によって減らし、体重減を果たして、骨格筋率を高めたという限られた時の話に限定されるのである。

因みに、筋肉量が多いということは、走行時の負荷変動の影響も受けにくい事に繋がる。つまり、上り坂に限らず、巡航時における負荷変動に対する安定性に対しても当然有利となる。負荷変動というのは、向かい風、アップダウンだけど、そういう負荷自体が上り坂での負荷と基本的に同じモノである。

サイクリストが速さに拘るなら、、、やはり、筋肉量が重要。筋肉量をしっかり身に付けて、そして過剰脂肪を限りなく減らす、、、これが大事。まぁ、当たり前の事だけど。ガリガリで痩せているのが良いという訳ではない。基本は、負荷に打ち勝つ出力を生む元が必要なのである。

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