« トレッド状態 | トップページ | サンスター技研 »

2016年10月24日 (月)

昔ながらでも、実は最新かも、、、

我が家のバイクのメカニズム、様々だ。
基本、軽く動くバイクが好きだけど、軽く動かすために有効なのが、兎に角、軽いバイク。
そういう意味で、軽さをシンプルに実現する2ストロークっていうのは、それ(軽く動く特性)を実現するのに、2ストロークエンジンを選ぶというのは伝統的なアプローチだ。

軽く動くというのは、動かす領域で、慣性を攻略するトルクが有効であり、それは、実用域で大きなトルクを出すメカニズムっていうのも一つの方法だ。
重量がそこそこあっても、その重量が産む慣性を支配するには、相応のトルクを発揮するエンジンが有効であり、そのエンジンの一つの完成形が個人的にはVツインだと考えている。

そんなVツイン、今は三台所有している。

CXは、水冷4バルブOHVのVツインを縦置きにしたもの。メカニズム的には奇抜で、昔ながらのOHVとも言えるけど、構造的には結構凝った構造。OHVとは言っても、シリンダーを捻るために採用したメカニズム。超ショートストロークで高回転型、プッシュロッドのジャンピングを利用した可変バルタイとか、、、兎に角、凝った構造であるのは間違いない。

SVは、水冷4バルブDOHCのVツインを横置きにしたもの。メカニズム的には今の高性能追求時代ではスタンダードだけど、スポーツバイクのパワーユニットとしてのエッセンスは全て含まれている。構造的には非常にハイメカニズムである。

これら複雑なモデルに対して、BTは、空冷2バルブSOHCのVツインを横置きマウントしたもの。メカニズム的には70年代スペック。非常にシンプルである。ショートストローク構成でそこそこ回るエンジンだけど、パワー自体は大人しい。大人しく不足する分を補うために、前車達に比べると、大きな排気量で必要なトルクを確保している。

考えてみると、モデルの生産年度的には最新だけど、実質的な構成は最も旧式で、最もシンプル。

しかし、実際に運用してみると、旧式でシンプルでも、車両としては自身の要求をしっかり満たしてくれている。このシンプルメカニズムという事自体が個性として昇華されているように思う。

要求する性能を最も単純かつシンプルな機構で実現する、、、、これ、考えてみれば最もスマートで現代的のように思う。週末ごとに運用して、改めて良いバイクだと思う。

|

« トレッド状態 | トップページ | サンスター技研 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 昔ながらでも、実は最新かも、、、:

« トレッド状態 | トップページ | サンスター技研 »