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2016年10月 8日 (土)

道理に従い、、、

例えば、自転車とか、単車の整備に使うのは工具。工具っていうのは、基本は正しい使い方がある。しかし、工具の使われ方、見ていると疑念が払拭出来ないような使われ方が為されている事もある。
勤務先で見掛けて驚くのは、サイズ違いのドライバーで+溝が舐めまくった例とか、精密ドライバーをタガネ代わりにハンマーで殴って先が変形した物が大量に転がっていたり、、、良く見るのは、レンチに延長棒が溶接してあって、力任せに締め付けたりする例。これ、スタッドの埋め込みに使うことがあるようだけど、結果、ネジがバカになってスタッドボルトが緩むような状態で出荷されたり、、、正直、目が点である。
最近では、配線修理を導電状態でニッパーで切断、火花がバチッとか、、、、こういう作業が普通にある。
他には、一斗缶から薬液を出す時に、注ぎ口を下側にして、ボコボコさせて零しながら作業させたり、ジャケット加温装置を空焚きさせたり、、、見ていると、気が狂いそうな事も少なく無い。
こういう作業、もうすぐ不惑の三十路の連中でもやらかしている。学生ならいざ知らず、聞くと、習ってないとか言うし、、、、習う前に、見れば常識的に判ると思うけど、どうやら違うみたい。

まぁ、近所のオッサン、オバサンが自転車やスクーターの修理を頼んで持ち込んでくる人も居る。今時は、空気も入れれないお父さんもいる。若者でも、どうにも出来ないのにバラバラになったキャブレターを持って単車(D-Tracker)を持ち込んできて、組み直した事もある。パンク修理依頼では、ドライバーで穴だらけのチューブなんて事もあったし、、、、。

日常の機械の修理、基本は道理を考えて、道理に従って悪いところを直せば良いのだけど、その道理が見えない人が結構多いようだ。ただ、、、日常品、身の回りモノなら、大抵の場合は、それ程難しいモノは無い。少なくとも、異常部品の特定は出来るはず。特定できたら修理可能かどうかの判断も可能で、そこで初めてどうするか?を決めればよい。

ただ、今時のモノの状態を見ると、殆ど壊れてないのに廃却されるか、有り得ない施術によって、或る意味、破壊されてしまったようなモノも結構見受けられる。

直さないのは兎も角、道理を越えて破壊されている様を見ると、、、、多分、そういう状態に到らせる奴は、チャレンジャーかバカのどっちなんだろうなぁ、、、。

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