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2016年10月13日 (木)

5スポーククランク

最近のスポーツモデルのクランクは4スポークが主流。そして、スタンダード、コンパクトという概念も希薄となっているので、今更感が在るかも知れないが、市場に出回った製品で主流を占めるのが5スポーククランクだ。

5スポーククランクのアームの配置パターンは、大きく分けて二通り。
一つはカンパタイプで、アームとクランクの部分を共用して、実質は4アーム構造で、ピンだけクランク部分と併せて五つという構造。もう一つがカンパ以外、シマノ等で採用されていた、5アームがクランクとは別の位置に独立して配置された構造。

ペダリングパワーのトルク解析から不等ピッチの四ピンで十分という事が今時の4スポークの四ピン構造が主流を占めている理由だろうけど、重量的に考えれば、アームとクランクを共用したカンパタイプの5アーム構造でもハンディにはならない。ピンの数の分、重くなるのかもしれないが、5アーム、5スポークでも全く問題無いように思う。

リングを支えるという、基本的には奇数アームというのがベスト。まぁ、自転車のように動力となるトルクが常に変動しているという事故に、4スポークが良いという判断が出てきたのであろうけど、リングを支えて、リングの振れを起こさせないのであれば奇数である。ホイールなんかが良い例である。基本は奇数アームである。3、5、7、9、11というのが殆どである。チェーンリングとて、感覚的には例外でない。負荷が小さいツーリングコンポ等では、5スポークよりスポーク数を減らすなら、個人的には3スポークがデザイン的には好みだ。初代のシマノ600とか、カンパのグランスポーツの3スポークデザインはそれなりにカッコイイ。ツーリングコンポならスギノのルネパターンなんかがそういう系統だろう。

ツーリングコンポが3スポーク、レーシングコンポが5スポーク、、、、そういうのが何となく好みだ。
そして、軽量化云々を言うなら、カンパデザインの5アームの一本をクランク位置と共用させれば現行の4スポークと較べて重量的なハンディは殆ど無い筈である。

カンパには、5アームで拘って欲しかったような、そんな気がする。

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