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2016年10月 5日 (水)

体重と健康、寿命

寿命、健康の観点から見て、BMIの理想値は幾ら?

 一般的に、痩せた人(低BMI値)は肺炎や結核等感染症の発病率が高く、太った人(高BMI値)は糖尿病や心臓病等の生活習慣病起因疾病の発病率が高いと言われている。

 過去の報道で興味深い記事の中には、次のような記事を見付けた。
(以下引用)
 米国の生命保険会社が数百万人規模の調査を行った結果によると――肥満度(BMI)を変数(横軸)として死亡指数(縦軸)をプロットしてみると、きれいに左右対称な下に凸な放物線に近い曲線を描くことが分かった。そして、最も死亡指数が低くなるBMI値は、26から27あたりになっている。さらに、この値は年齢とともに直線的に上昇し、男女とも40歳で22~23、50歳で約24、60歳で約26、70歳で27~28となっている。
(引用了)

 他には、色んな所で記事になっていたけど、BMIで、18.5未満(痩せ)、18.5~25未満(普通)、25~30未満(太り気味)、30以上(肥満)の4群に分けると、寿命が長い、余命が長い、健康というのは、25~30未満が最も長いという報告もある。

 ただ、この報告で、即座に小太りが良いか?というと、これも断定的に語る事は出来ないような期がする。ガリガリでも健康、小太りで早死に、、、これは少なく無いのである。

 やはり、健康の度合をBMIという尺度で評価する事自体に無理があるように思う。
 BMIというと、体組成は全く無視である。世代の体組成が平均だと仮定した前提の中で成り立つ統計分析結果に過ぎないのだろう。

 自身、思うのは健康に重要なのは、代謝の活発度であり、代謝の活発度というと基礎代謝量、基礎代謝量に直結するのは筋肉量だと思う。
 身体の活動を司るのは、何よりも筋肉である。となると、厳密には、骨格筋率というのが一番重要なような気がする。BMIではなく、骨格筋率で健康評価すれば、より明確な傾向が明らかになるように思う。

 人間が骨格に付けれる筋肉量は恐らく限界がある。そして、一方で脂肪というのは限界は恐らく存在しない。となると、身長毎に付けられる筋肉量の増減が決まる。同じBMIでも単なるメタボな小太りと、高骨格筋率の人では全く違うだろう。この違いを明確にするには、BMIではなく骨格筋率で健康関連データの集計が必要と言える。

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