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2016年11月 4日 (金)

グリップ力

先日、ゴム硬度計でタイヤトレッドのコンパウンド硬度を測定してみた。
ハイグリップタイヤと呼ばれるものは、ゴム硬度で50~60°、スタンダードスポーツタイヤで70~80°、実用タイヤで85°以上というパターンである。

因みに、イメージとしてソフトコンパウンドのタイヤ程ハイグリップタイヤと呼ばれているけど、それは何故か?っていうと、基本はソフトコンパウンドであるほど、路面の微細な凹凸に対してタイヤの密着面積が確保しやすいというのが最大の理由だろう。
ゴム硬度が高くなるに連れて、路面の起伏にたいするトレッド面の追随性が低下する。それでグリップレベルが下がるのである。
因みに、タイヤ表面を熱で溶かせるようなコンパウンドの場合、路面との接触面における追随性を極限迄高める事が目的だが、その機能を発揮するには、温度依存性が極めて高く、限定的な条件で最高の性能を発揮するように出来ており、条件にそぐわない時は、必ずしもユーザーの期待通りなるとは限らない。更に、このような構成では、耐久性が大きく劣るのは言うまでもない事である。

更に、グリップレベルで重要なのは接地面積である。接地面積が広い程、基本はグリップレベルは高まる。基本というのは、グリップ確保に必要な面圧が確保されているという前提においてという意味だ。二輪車においては、接地面積を決めるのは、単純なタイヤ幅ではなく、タイヤプロフィールが特に重要だ。

因みに、ハイグリップタイヤでないタイヤでしっかりグリップさせるには何が重要か?といえば、グリップが必要な状況においてタイヤをしっかり路面に密着させるように接地面に負荷をしっかり掛ける事。荷重を乗せて、そして駆動力を掛ける事である。車体がグリップを欲する場面において、しっかりコーナーリングGと駆動Gを掛ける事が大事。

ハイグリップタイヤでは、そういう基本を疎かにしても、そこそこのグリップ力が確保出来てしまうので、ハイグリップタイヤのそれに頼った運転をしていると、基本的な操作法が疎かになることもあり得る。

誰かと競うなら、ハイグリップタイヤというのは必要。まぁ、そうでなくとも安全マージンの確保という意味でも有用な武器といえるが、単車の正しい操作法を身に付けるという意味では、機材としてのグリップ力に依存するよりも、普通の道具でグリップ力を高めるトライを通して必要な感覚を養う方が有用と言える。

まぁ、ハイパワー過ぎるSSでは、安全のためにハイグリップタイヤしか選択としては考えれれない。逆に言えば、ノーマルタイヤで遊べるクラスを選ぶというのが、大事というふうにも言える。

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