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2016年11月 1日 (火)

餅は餅屋、、、

って事は、色んな世界について言えます。
製造業でも様々です。特に、各業種における開発という部分では、その業種における高度な専門性が必要です。
自動車、二輪車関連の業種において、車体の構造解析、機関の効率向上の取り組みっていうのは、その業種の先端部署でなければ判らない世界です。
同様に、素材関連についても然りです。素材と言えば、無機材料、金属材料様々ですが、それぞれに、その分野における開発というのは、その専門業種の開発系セクションでなければ進める事は不可能だと言えます。

例えば、如何にトヨタが四輪の王者、ホンダが二輪の王者だとしても、トヨタやホンダが業種外の世界で、他業種の専門メーカーを凌駕するような開発というのは、現実的には不可能といってよいでしょう。

それぞれの業種の、それぞれの企業の、開発に携わるセクションでなければ、やはり革新をもたらす事は現実的に難しいと言えます。

例えば、材料一つについても、確立された材料の生産技術という面では、利用者によって様々な理解で運用が為されるでしょうが、確立された材料とは異なる全く別の材料で、既存の確立した材料を凌駕する材料を、材料メーカー外が独自で開発するなんて事は、現実的に不可能だと言えます。
材料に限らず、内燃機関等々、様々なジャンルの製品で、確立されたモノを凌駕する新しいモノっていうのは、やはり、その専門屋以外から生まれるということは、有り得ないと思います。

新しい価値観による新しいモノ、、、、簡単に生まれる事は有り得ません。既存の考え方の延長にある訳で、既存の知識の理解度の深さこそが必須です。それ故に、やはり、餅は餅屋では無いですが、その分野に長く携わらなければ、新しい知見を導き出す事は不可能でしょう。

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