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2016年11月19日 (土)

デジタル化

車に続き、単車の機器のデジタル化も目覚ましい。
環境対応のためか、吸気系デバイスのデジタル化、制御の緻密化が著しい。

四輪に較べ、二輪は環境対応規制が遅れていたためか、2000年代初頭迄は、差程大きな進化は見られなかったけど、2000年代に入ってからは、この部分の進化は著しく、今では四輪のそれと同じ様な状況になっている。

一番最初に訪れた波は、EFIの採用だ。車の世界でEFIといえば、排ガス規制が施行された昭和40年代後半迄遡る事が出来るが、車の世界で30年間熟成された技術が完成されたデバイスとして二輪の世界にやってきたのが2000年頃の話。

吸気デバイスがキャブからEFIに変わった理由、大きな理由は排ガス規制対応だが、それに伴い、利便性、信頼性も大きく向上したとされている。

EFIも当初は、幾らかの欠点が指摘されたものの、普及が始まって10年を経た現在では、日常的な使用では不満を感じないレベルに到達しているのは言うまでもない。耐久性も向上し、一部のハイエンドなモデルに留まらず、今では、実用原付から大排気量スポーツバイク迄殆ど全てのカテゴリーに普及している。

そして、近年出てきた新しいトレンドは、フライバイワイヤによるシステムの駆動である。アクセルとスロットルバルブが物理的には接続されておらず、電気信号による駆動となっているのである。イメージとしては、ラジコンのプロポとサーボのようなイメージだろうか?これにより、操作と動作を一意的な相関に限定されることなく、様々なモードに合わせて非線形な相関を与える事が可能となる。昔ならハイスロといったようなパーツが存在したけど、それが有効に活用出来る領域のみ、そのような機能を与える事も可能な訳だ。さらに、オペレーターの未熟な操作を修正して効率的な操作をエンジンに与える事も可能となる。

この技術も程なくして数多くのカテゴリーに適用されていくだろう。
その後はどうか?といえば、四輪で完成された技術が下りてくると考えると、次の革新は、恐らくだが、エンジンの直噴化が進むのではないだろうか?直噴エンジンが採用されることで、更に燃費性能が高まって行くと推測するところだ。

ただ、このようなデジタル化というのは、個人的には、あまり好きになれない。デジタル化というのは、基本はセンサーによる状況を判断して、その状況に応じた動作を能動的に行わせるモノ。そして、判断するセンシングポイントというのは、実はエンジンに直結していない部分である。従来のアナログ式では、エンジン自体の状況に連動して応答するもの。この動作のアルゴリズムの違いというのは、もしかしたら既に感じる事が出来ないレベルまで熟成されているのかもしれないが、理屈の上での違いを先入観として持っていると、どうしても、そこまでデジタル化された制御に違和感を見付けようとしてしまうもの。

そして、いずれは、最新の制御が為されたモノにしか付き合えなくなると思えば、今だからこそ、アナログ的なモノと付き合いたいとも思うのである。

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