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2016年11月25日 (金)

自転車のジオメトリー

フレームのジオメトリー、とても重要というのは確かにある。
しかし、ジオメトリーに拘りすぎてオーダーフレーム以外NGと言う事も無い。
自転車の場合、ポジションが重要。
ポジションといえば、サドルとハンドル迄の距離、落差、サドルからBB迄の距離、角度といったところ。
でも、よく考えてみれば、それはどんなフレームでも、ステム長、サドルセットバック、突き出しの調整で殆ど対応可能である。

ということで、少なくとも、乗り手が自転車に動力を伝える部分において、フレームジオメトリー云々に拘るというのは実はナンセンス。

ただ、こう言ったポジション調整以外の部分では対応出来ない。そこに拘る時、フレームオーダーでジオメトリーに拘るのは有りだろう。

それは何か?というと、自転車の走行安定性、操縦性に纏わる部分だ。

ホイールベース、キャスター、トレール、ハンガー下がり、、、、この部分に関しては、パーツの調整で何とかなるものではない。これは、フレームの固有値であり、固有値に拘るのなら、フレームオーダー以外に手立てはない。

ただ、このフレームの固有値が提供してくれる操縦性、走行安定性を何処まで必要としているか?が問題。

恐らく、フレームの固有値が提供してくれる操縦性等に拘った感性を有するサイクリストは極僅かではないだろうか?
それに拘れるサイクリストこそ、フレームオーダーの有り難みがホントは実感出来るのかもしれない。

ただ、そういう知識が無くても、用途に見合った特性が提供された自転車というのは、乗りやすさを実感出来るかも知れない。そういう幸せを提供してくれる自転車を探すには、ブランドやビルダーをしっかり選ぶ目と知識は最低限必要だと言える。

日本人が、己の用途で幸せを感じたいなら、日本人体形をしっかり理解し、日本人の用途にマッチした車体を作り上げる事に実績のあるビルダーを選ぶのが一番の早道。

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