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2016年11月30日 (水)

ダメなもの判定

良いも悪いも全ての可能性を認めるっていうのは素晴らしい事だけど、言えるのは、何でもかんでも認めるというのと、全ての可能性を認めるというのは、似ているようで異なる、、、似て非なる考え方である。

素人の思い付きから、工業製品であっても、ダメなモノはダメ、、、、、だと言える。

ただ、ダメと個人で思っていても、それが正しいとは限らない、、、案外、正しくない場合も少なく無いのである。
個人がダメと思っていても、案外大丈夫なのは、ダメと思い込んでいた技術なり何なりが、引き継がれて使われたり、追従者が多く現れて一つの勢力となっていたり、、、、となれば、それはダメと判定するには理解が足らなかったと言う事になる。

正にダメ、、、そういうのは、個人でダメ判定して、実際ダメなのは、そのダメ判定したものが、以後途絶えて一発モノで終わったりするものが該当するだろう。
先日記事にしたMT-03のL型構造のスイングアームでレバーでユニットを押す構造のものとか、ダンパーユニット内部で作動方向を逆転させるKR250のリアサス、ロータリーダンパーとか変な構造のリアサスのTL1000S/Rとか、、、一発モノで追随者無しで際物分類でダメ判定でしょう。

一方で、人に言わせればダメ判定でも、そこそこの期間使われてきたもので、時代の要請に合わず消えたモノとしては、ホンダのベンチレーテッドのインボードディスク、スズキの油冷エンジン、ヤマハの5バルブヘッドエンジン、更に言えば2ストロークエンジンも然りだろう。そういうものは、普及の度合を考えれば、ダメ判定とは必ずしも言えない技術だったのでは無いだろうか?勿論、生き残り続けなかったと言う事を考えれば、淘汰されるべき存在だったのかもしれないが、それでも一時代を築いたということは、その時代においては競争力があったと判断出来る存在だろう。
四輪の世界ならロータリーエンジンが、そんな存在のように見える。

技術っていうのは、王道的存在、そして、一時的ではあれ時代をリードする事が出来た覇道的な存在がある。ただ、稀に間違って世に出てきたようなモノもあるようだ。

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