免許返納制度
高齢者事故が多く報道されているためか、この返納制度を勧める論調が少なく無い。
確かに、認知機能の低下、反射能力の低下という身体の衰えで、運転適正度が低下しているのかもしれない。
しかし、、、そんな単純なモノで良いのだろうか?
認知機能が低下ということになれば、老化による一症状かもしれないが、若年で発症する場合もあるわけで、これは老化というよりも疾病症状による運転適正の喪失という気もする。
注意力の低下、反射能力の低下、、、確かに老化によっても、そういう機能が低下するのは確かだろうけど、それでは、加齢によって高齢化した人が同じように低下しているか?といえば、必ずしもそうではない。
注意力の低下、反射能力の低下というよりも、高齢者の運転のリスクを紹介しているJAFメディアワークス等が紹介する映像では、高齢者の自分勝手な運転の方が原因のように思える。渋滞した車線を嫌い、反対車線を逆走する運転、一時不停止運転、赤信号での強引な左折、、、、、こういった行為は老化とは関係無い。高齢者とは言え、ルール無視の自分勝手な行動が原因では無いだろうか?事実、そういう違反運転で他の運転者とかち合うと、違反運転側は、避けたりしているのである。つまり、自身の運転に引け目というか、違反しているという自覚があるのだ。
こういうモノを引っくるめて高齢者の老化による運転障害と言うのは違うような気がする。
高齢した老人によるワガママ、自分勝手、頑固が交通ルールを超越するのを老化現象としうならば仕方ないが、これ自体は、個人の人間性の問題のように見える。
認知機能のチェックは必要と思うけど、それに加え、注意力の低下、反射能力の低下を年齢で定義する前に、免許制度における適正検査のハードルを全体的に上げるのが良いのでは無いだろうか?視力検査だけでなく、アクションに対して四肢の反応をチェックするような適性検査を厳格に行って、年齢でなく、運転不適格者は免許更新させないというので良いようにも思う。
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