乗った事がある、所有した事がある、、、違う。
一台の単車を理解する、、、、メインサイトに記事にした事もあるけど、自分の名義にして暫く付き合わないと、なかなか判らない。
試乗した、人のを借りて乗った、、、というのと、自分の愛車として攻めて乗ったというのは、単車のキャラ、性能を理解する上で得られる感覚が全く別物と言って良い。
まぁ、一部のプロライダーでインプレッションを記事にするような職業の人を別にすれば、その辺のアンチャンレベルだと、チョイ乗り如きでは何にも判らないと言って良いだろう。
色んな自信満々君と話をする事があるけど、話す程に、ホントに所有していたの?ホントに一杯一杯迄走り込んでいたの?というのが正直な感想である。
そういうモデルの論評、格付けをするなら、、、自分で所有して目一杯走り込んでいるというのが必要。そうでなければ、目一杯走り込んでいる最中に、間近に目一杯走っているモノを手の届く範囲で見続けていないと分かり得ないと思う。
走り自慢な人、サーキット経験を謳う人、少なく無いけど、そこに持ち込んで、どれだけの距離を走ってきたか?そして、走っている最中に、どれだけの人を間近に見てきたか?というのが大事。チョイ走り自慢で、峠を年に数回走っただけとか、サーキットを走った事があるといっても、数える程しか走行経験が無いのであれば、それって、殆ど意味が無いのである。同じ場所を数え切れない程に、何度も何度も走り込む事で、上手く走る上で何が武器で何がダメか?というものがパッケージとして理解出来てくる。そうやって得た会得をベースに他と比較することで、他のモノも見えてくるのである。
自身、走り自慢な人が、スラロームが何秒とか、一本橋が何秒とか、稀に聞くけど、そういう次元の話ではないのである。
そういう部分ではないところで、同じ所を何度も何度も繰り返し走り込む事で、見えてくるモノ、身に付ける感覚というのが大事なのである。そして、それぞれの特徴というのは、そういう風に、何度も繰り返し乗り込まないと判らないものでもあるのだ。
それ故に、少し話をすると、コイツ、ホントに乗り込んだ?というアラが見えてくるのである。特に、2ストローク、シングル、ビッグツイン、、、、そういった癖の強いモデルの話をすれば、『あぁ、この人、実は乗り込んで無いな、、、』って事が見えてくるのである。
まぁ、一瞬でも走る姿を見れば、乗れる人だな!とか、乗れてないな!っていうのも大抵判るもの。
オートバイブームの頃、回りを見渡せば、結構、そんな人が多かったけど、最近は、、、おっ!って感じの人はホント出会わなくなった気がする。
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