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2016年12月 3日 (土)

コンフォート性は向上してるけど、、

自転車の装備品、昔に較べると、快適性向上のアイテムが非常に増えているような印象。
典型的なのが、真ん中に穴の開いたサドル。更に、サドルの各部にはパッドが必要に応じて配置されたものが多い。昔は、プラベースに薄革が巻いてあるサドルか、革サドルという選択しか無かったように思うけど、今はクッション性に配慮されているのが多い。

ハンドル周りも然りだ。デュアルコントロールレバーのグリップ部のパッドは大型で感触もソフトなものが多い。昔は、細いレバーボディにゴムを被せるだけの代物だ。
ハンドル部もしかり。部分的にゲルパッドを配置して握り心地を大きく改善しているのが今は普通だけど、昔はそんなモノはない。

そんな訳で、今時の自転車、昔のイメージと比較すれば、、高級車のソファーのような感じにさえ思えてくる。

勿論、このような周辺装備だけでなく、フレーム等も使用素材の選択肢が拡がっており、特にCFRP材の普及により自転車自体の乗り心地も大きく向上しているようだ。

ただ、、、、昔ながらの車体に、昔ながらの装備でも、実は、局部的な痛みを訴える人ばかりだったか?といえば、必ずしも、そうではない。
昔の自転車、昔の装備でも、苦もなく快適に乗れていた人は確実に居たのである。
ということは、その人が特殊というのではなく、そんな快適とは言えないような構成でも快適に乗る人が居たというのは、快適に乗るための術というか壺があったのだろう。

逆に、今時の快適過ぎる自転車に快適装備フル装備だと、、、、ホントに快適に乗るための術というのは、もしかしたら永遠に見付からないかもしれない。

何事も、開眼というのは、不自由の中での試行錯誤の結果なのである。試行錯誤の機会が少なければ少ない程、ホントの意味での開眼のチャンスを失っているといえる。

不自由で、拘束度が高く、、、そういうもので付き合う方が良いように思う。

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