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2016年12月29日 (木)

マルチで低速トルクを!

単車で低速トルクといえば、ビッグシングル、ビッグツインによるトルクという印象だけど、よくよく考えてみれば、トルクの絶対値よりも爆発の脈動を、シングル、ツインのトルクの味の事を混同しがち、、、、

一方で、車で低速トルクといえば、そんな爆発の脈動を論じている訳ではない。

車で低速トルクを実感する、、、、それは、自身の愛車スーパーチャージドプロボックスに乗って毎日感じるのである。トルクに脈動なんてものは感じない。低い回転域からスムーズに力強くダイレクトにトルクを感じる。低回転から実にスムーズにトルクが立ち上がり、高いギアでノッキングの気配さえ無く立ち上がっていく、、、、

低速トルクというのは、本来、こういうモノを言うのだろう。

そして、こういう出力特性事態が実は、シングル、ツインの単車よりも低速でのドライバビリティに優れるのである。

単車で、シングル、ツインで極低速というと、トルク変動が大きく逆に乗りにくかったりする。

案外乗り易いのは、マルチエンジンで低速域から強力なトルクを発揮するパッケージなのかもしれない。

そう言えば、単車でマルチエンジンといえば、100%がショートストロークエンジンの高回転型である。逆に、ロングストロークのマルチエンジン、それに容積式過給機で低速トルクに厚みを持たせるようなエンジンは存在しない。

今時のツアラー、クルーザーといえば、殆どがツインエンジンだけど、ロングストロークマルチ+S/Cという構成で中低速で無類のスムーズさとトルクを発揮するようなモデルを提供すれば、案外面白いかも知れない。

軽四で、昔スバルのクローバー4というエンジン、レックス、プレオに搭載したのがあったけど、あんな感じのエンジンをバイクに積めば、案外面白いのが出来るかも知れない。

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