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2016年12月14日 (水)

ブレーキピポット位置

自転車のブレーキ、サイドプル、センタープル、カンティ、Vブレーキと様々。
これらの違い、最も大きな違いは、ブレーキピポットの位置だ。制動位置より上か下かである。制動位置より上にピポットが有る場合、ストロークに従って制動面は上方向に迫り上がる。一方で、制動位置より下にピポットがある場合、ストロークに従って制動面は下方向に下がる。

制動位置より下にピポットのあるタイプでは、摩耗が進行する程に、リム形状との関係からレバーストロークが増えて、制動面にかかる制動力が垂直方向からずれていく構造。

初期状態ではVブレーキは高い制動力を保つが、実際の運用では、必ずしもベストとは言えない。

リム断面とブレーキシューのストローク方向を考えれば、ブレーキピポットは制動面より上に在るべき。そして、レバー比を大きく取って高い制動力を得ようと思えば、センタープルに近い構造のUブレーキがベストのように思う。

ランドナー等ではカンティブレーキがスタンダード、MTBではVブレーキがスタンダードだけど、耐候性、耐久性を重視した旅行自転車や、街乗り実用自転車の場合は、Uブレーキの方が良いかも知れない。

街乗りDAHONのシュー調整、特に幅の狭いリムを使っている場合、制動面の調整を頻繁に行わないと制動力が長期間維持出来ないので、一寸面倒臭い。ワイヤー調整だけで何とかなるようなキャリパーブレーキの方が実用上は遙かに楽だ。この違いは、結局は制動面とピポットの位置関係次第なのである。

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