体力と二輪車
ロードとかピストのような競技用自転車、これをそれらしく乗るには、何が必要か?というと、兎も角、心肺能力、持久力といったところ。これがないと、長距離漕ぎ続けるってのは不可能。
単車ならどうか?
単車でスポーツライディングする場合、必要なのは、ライディングのリズムに応じて、車体に対して入力と脱力を繰り返していく。大きな負荷ではないけど、力を速い速度で加えたり、抜いたりという操作を行う。四肢全体でみれば、結構大きな力を掛けて運転しているのである。特に、速度の出る単車の場合、加減速の際に身体を支えて単車と一体化させるには想像以上の力が掛かるのである。
ということで、そこそこの体力が必要なのだ。
それから、忘れがちなのが、単車の取り回しの際に効いてくる体力として、筋力というのも忘れてはならない。
重量車の取り回しを重いと感じるか、軽いと感じるかは、やはり、重量を過負荷と感じるかどうかという部分だ。やはり、筋力が多く在れば、取り回しは軽く感じる。
さらに、、、、低速域でのバランス喪失等で重量を支える場面では、モロに筋力勝負となる。
昔の自動二輪の限定解除では、転かされた二輪車の引き起こしと、八の字押し歩き、センタースタンド、、、って審査があったけど、そういう重量物を扱うには、ソコソコの体力、筋力が必要。
歳を取ったら大きなバイクは厳しく感じる、、、、そう言う風に言われているけど、これは、やはり、取り扱いや不意の状況で支えるべき重量に対応出来なくなってきたから出てくる言葉だったりする。
そういう意味で、そういう衰えを感じる前に、身体の衰えを防ぐ努力を講じるっていうのは、長く乗り続ける上で重要な取り組みなのである。
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