ニューCX-5、発売間近
記事を作成しているのは二ヶ月以上前だけど、公開はCX-5の発売間近の今。
パッと見は違いが殆ど判らないM/Cである。発表時の内容は、静粛性を高めたとある。
ただ、初代が登場した時のような革新という部分は、今回のモデルでは見当たらない。
基本は先代からのキャリーオーバー、パワーユニットも先代と全く同じラインナップである。G-ベクタリングコントロールシステムも、既に他のマツダ車に搭載されて最後に採用された状態。
発表前の雑誌スクープ等では、2.5Lのターボ搭載モデルもあるか?というサプライズなスクープ報道も見掛けたが、基本的にそれは無い。
今後のラインナップを想像すると、2017年のニューモデルは、おそらくCX-5のみだろう。そうすると、もしかしたら、マーケットに与えるインパクトという面では薄いのでは?という印象だ。
車格的に、大きなモデル故に、RE-レンジエクステンダーEVのベースにも成り得ない。モデルを通じてメーカーの技術発表を担うという面からすれば、もう少し、華となる何かが欲しかったような気もする。
スカイアクティブDの停止時、低速時のディーゼル音を小さくして静粛性を高めるという意味では、発進時のみの補助、例えば、時速8km/h以下に限定するマイルドハイブリッドシステム辺りが有効なようにも思えたが、それも今回は無い。
第二世代のスカイアクティブを投入するまでの間は、その橋渡し的な技術をモデルを通じて発表し、メーカーとして技術的先進性をアピールし続ける事がマツダのブランドアイデンティティを保つのに重要だと考えるが、その考えに従うと、今回のCX-5には、華が欠けているというのが正直な感想。
この次となるとアテンザだろうけど、アテンザ迄には時間が掛かる訳で、アテンザのニューモデルの際に、マイルドハイブリッドというだけでは、これまた物足りない。やはり、2ndGENのスカイアクティブの前に、マイルドハイブリッドシステムを登場させて技術をアピールする事は重要では無いだろうか?
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