姿勢
単車で峠を走る時、最も重要なのは何か?というと、通過しようとする場所を通過する前にイメージする事。そして、イメージをトレースするという行為を繰り返す限り、破綻は生まれない。
イメージするという事は、見た瞬間にどうするか?が決まる。そして、見えない部分に対しては、予見した上で何通りかの選択肢を備え望むということ。これが極めて重要である。
イメージする事で、制動からアプローチ、通過、加速をスムーズに行う事が出来る訳だ。
一連の動作をスムーズに行うには、一連の動作を効率的に行うために必要な準備を瞬間毎に行って、それを確実に消化すると言う事である。一連の動作を効率的に行うには何を考えるか?といえば、求める動作を行うのに最も合理的な状態に車体の状態を持っていくということ。そんな車体の状態を作り出すということは、どうするか?といえば、それは車体の運動状態の変化の方向性を意識する事だ。変化の方向性というのは、重心をどの位置に持ってきて、その重心がどの方向にどういう傾向で運動しようとしていかせるか?が鍵といえる。加速度といえば一言だけど、正の加速度が最大となる、最小となる、負の加速度が最大となる、最小となるポイントは何処か?を常に意識する事が大事であり、求めるアクションを行うには、どのポイントを狙うべきか?を考えた上で、その瞬間を外さないように行動を行う事である。これが極めて重要である。
何らかの動作を行う場合、その動作に見合った姿勢を作るというのが一番重要なのである。姿勢というのは、次の動作に移る際に、最も適した重心となる状態を作ると言う事。具体的には、トラクションの掛かり方で生まれるサスペンションの状態、稼働部分の自由度の状態を指すものだ。次の動作に以降する際に、動かしたい部分が最も動きやすい状況に揃えるということ。
なかなか、感覚的な話で伝えるのは難しいかも知れないけど、結構大事だと思う。
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